説得を成功させる「脅し」会話テクニック

説得を成功させるための会話のコツがあります。それは「悪い状態を相手に自覚させる」ということです。今回は、説得を成功させる「脅し」会話テクニックを紹介します。

■人を説得するポイント

相手があなたのいうことを聞いてくれないのは、「いまのままでいい」と思っているからです。人は、他人のことはよくわかるものですが、自分の状態については客観視することがなかなかできません。そこで、 「あなたはいまの状態でいいと思っているのかもしれないが、実はこういう悪い状態にあるのですよ」 ということを自覚させることが、説得のポイントとなります。

■「脅し」会話テクニックの具体例

ここで具体例をみてみましょう。 「あなたは貧血ではありませんか? 貧血はすぐ見分けられます。くちびるの色が薄い。まぶたの裏の赤みが少ない。指の爪にタテジワがある。こういう人はみんな貧血です」 といわれると、誰でもパッと自分の指を見ますよね。 「私の爪にもタテジワがある、私も貧血かな、そういえばときどきクラッとすることがあるな…」と心配になる。そこですかさず 「貧血にはこの薬がいいですよ、これを飲みなさい」 とすすめると、素直に飲みますよね。昔、 「リンゴをかじると血が出ませんか?」 というテレビコマーシャルがありましたが、これも同じ心理を利用したものです。 「血が出るというのは、歯槽膿漏の前兆ですよ、放っておくと土台がガタガタになって歯が全部抜けてしまいますよ」 という悪い状態を、視聴者に連想させたのです。無責任な脅しになってはいけませんが、「あなたのためになるよ」と、いくらメリットを伝えても相手が納得してくれない場合は、逆に、「こんな状態になってしまいますよ」と伝えると、効果があることが多いのです。 頑固な相手を説得するときには、「脅し」の会話テクニックを利用してみてはいかがでしょうか? 「会話・話し方の参考になる本」の詳細を調べる