催眠術は脳科学を利用した心理学! 間違いだらけの催眠術のイメージ

催眠術と聞くとあなたはどんなイメージがありますか? おそらくインチキくさいと考えているのではないでしょうか? 超能力や気功、魔術などと同じと思っているかもしれません。でも、催眠術は脳科学を利用した心理学なのです。日本では認知度が低い催眠療法ですが、アメリカでは医師にも認められた治療方法だったのです。間違いだらけの催眠術のイメージを払拭するためにも、催眠術の真実を紹介します。


催眠はヤラセではない!

たしかにテレビで見る催眠術は、術師が「音楽が鳴ると踊り出す」と言うと本当に踊り出したり、「私が手を叩くとあなたは馬になる」と言うと、目の前で四つん這いになって「ヒヒーン」と鳴き出したりします。

普通に考えればあり得ないような光景が繰り広げられているので、あなたがそう思うのも無理はないかもしれません。でも、催眠術はヤラセでも何でもありません。もちろん、超能力や霊能力でもありません。

催眠術は脳科学を利用した心理学

催眠術は、脳科学の根拠に基づき、脳の仕組みを利用した心理学なのです。脳科学が発達していなかった昔は、脳で何が起こっているかを解明する術すべがなかったため、「効果は認められるものの、根拠がない」という理由で催眠術は阻害されていました。それこそ超能力や魔術と同じような扱いを受けている時代もありました。

しかし、最近の研究によると、催眠術にかかりやすい人が暗示を受けたときに、脳の情報処理に大きな変化があることがわかってきています。脳科学の発達により、今では人が催眠を体験すると、色がないのに色が見えたり、簡単な単語が読みにくくなるなど、脳に確実に影響を与えていることがわかっています。つまり、脳科学でも、催眠術の存在は証明されているのです。

催眠の歴史

催眠の歴史は古く、紀元前4世紀の古代エジプトに「催眠によって病気を治していた」と最古の記録が残されています。18世紀に入ると、フランツ・アントン・メスメルというドイツの医師が、多くの人を催眠にかけ、病気を治していたという記録もあります。

ただ、あまりにも神秘的過ぎたため「催眠は根拠のないもの」とされ、科学的なアプローチが遅れたという事実があります。19世紀頃になると、ヨーロッパでは催眠術の研究が盛んになり、第二次世界大戦後の1958年には、米医師会で催眠による治療効果が正式に認知されました。

催眠は医師に認められた治療法

1958年に米医師会で、催眠療法を効果のある治療方法と認める決定がなされたのは、ミルトン・エリクソンの功績だと言われています。ミルトン・エリクソンは、催眠を使って多くの疾患を改善させてきました。

その内容は多岐にわたり、うつ、神経症、パニック、恐怖症などのメンタルの不調だけではなく、禁煙や禁酒、生活習慣、さらには異性恐怖、恋愛恐怖、夫婦問題などの男女の問題にも催眠療法は活用されてきたのです。

催眠治療の普及度は国・地域によって差があるのですが、催眠術は怪しいものではなく、昔からずっと医療の現場で研究され、使われてきたテクニックです。

ショー催眠は分家!

テレビで見る催眠術が本来の姿だと思っている人は多いのですが、真実は逆です。医療の現場でずっと研究が行なわれてきた技術を、誰が最初かわかりませんが、テレビのエンターテイメント用に使い出し、それが独自に発展していったのです。催眠療法が「本家」、ショー催眠が「分家」だったのです。

催眠術は脳科学に基づいた心理学だったのです。そのため、催眠術は誰でも簡単に修得することができます。催眠術をマスターしたい人は、日本催眠心理協会代表理事中井英史さんの著書「人の心を操る催眠術ブレイン・ハック」を読んでみてはいかがでしょうか?

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