あなたの日常生活にひそむ7つの催眠現象

レモンをイメージすると唾液が出るのは、催眠術によく似た現象です。実は、日常生活には催眠術に似た体験を数多くしています。あなたの日常生活にひそむ7つの催眠現象を紹介します。


1. 金縛り

催眠現象:腕が曲がらない、手が開かない、声が出ない
「腕が曲がらない、手が開かない」状態は、「カタレプシー」と呼ばれ、筋肉が硬直する現象です。これらは体の一部分に現象を起こしていますが、金縛りは全身にそれが起こっている状態だとも言えます。また、金縛りにかかったときは声が出せなくなります。

2. ひと目ぼれ、恋愛

催眠現象:術師のことが好きになる(好き好き催眠)
恋愛感情も一種の催眠だと言っていいでしょう。ひと目ぼれをしやすい人は、いきなり「好き」という感情が湧いてきやすい人です。また、それまで好きな人がいても、いきなり他の人を好きになってしまうことがあります。

何かのスイッチが入って、人を好きになったりするのですから、催眠現象とそれほど変わりません。昨日まで大好きだった人の嫌な部分を1つ見てしまったために、恋愛感情がさめてしまうこともあります。これは何らかのスイッチにより、催眠が解けてしまった状態だとも言えます。

小学生・中学生の恋愛は、さらに催眠の要素が強いと言えます。これぐらいの時期は、少数のモテる人に恋愛感情が集中します。クラスの女子のほとんどが1人の男子が好き、ということも珍しいことではありません。

「A君はカッコいい」
「A君はスポーツができる」
「A君はおもしろい」
「A君は頭がいい」

だから、好き。まわりからそういう言葉を何度も聞いていると、いつの間にか自分も気になり始め、好きになってしまいやすくなります。まるで、他のクラスメートから催眠をかけられているようなもの。ある意味、集団催眠だとも言えるでしょう。

3. ツボにハマる

催眠現象:笑いが止まらない
ツボにハマったら、笑いが止まりません。止めようとしても止まらないものです。同じことで何度も笑ってしまうのは、笑いのスイッチができてしまった状態です。催眠誘導では、「●●を見ると笑いが止まらなくなります」とスイッチを決めて、暗示を入れたりします。そして、「我慢しようとすればするほど笑いが止まりません」と追い込み暗示を入れたりもします。

4. 思い込みによる味覚変換

催眠現象:飲み物の味が変わる(味覚変換)
ミント味のガムの中に、1つだけブルーベリー味のガムが入っていたとします。ミント味だと思い込んでブルーベリー味のガムを食べていたらまったく気づかないことがあります。

5. 役柄を演じる

催眠現象:犬になる、指揮者になる(人格変換)
人は場所や環境に応じて役柄を演じています。学校の先生は教師という役柄を演じ、芸能人は世間に求められた役柄を演じています。家と職場・学校でキャラがまったく同じという人は、ほとんどいないのではないでしょうか?

6. 日々の健忘

催眠現象:名前を忘れる、数字を忘れる(健忘)
何度も聞いていた歌の曲名が思い出せなかったり、何度も会っている人の名前が思い出せなかったり、自分が何をしようとしていたのかを忘れてしまったりするのは、誰でも何度も体験しているはずです。

そして、ふとした瞬間に思い出すことができます。記憶がなくなったのではなく、一時的に忘れているだけだからです。催眠術でも記憶を消しているわけではありません。一時的に思い出せなくしているだけなのです。

7. 看板が人に見える、リモコンが見つからない

催眠現象:好きな芸能人が目の前に現れる(プラスの幻覚)、術師の姿が見えなくなる(マイナスの幻覚)
車で山道を走っていると、看板が一瞬人に見えることがあります。テレビのリモコンを部屋中探しても見つからなかったのに、しばらくするとテーブルの上に置いてあるのを発見することがあります。それまでも、テーブルの上にあったはずなのに。そこにあるにもかかわらず、脳が認識せずに見えていない状態です。

どれか1つは体験したことがあるのではないでしょうか? 私たちは、生活の中で催眠術と似たような体験をしているのです。

催眠術をかけるときも、ひと目ぼれや思い込みなどを生活の中で体験するときも、同じようなことが起きています。催眠術師はこれらをうまく利用して、催眠現象を効果的に起こしているのです。

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