勘違いさせる力の大切さとは?

ふろむだによる『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』(ダイヤモンド社)はなかなか挑戦的なタイトルの本です。しかしよくよく考えると「勘違いをさせる力」は重要ではないでしょうか。それは、ある意味では「騙したもの勝ち」といった見方もできるでしょう。もちろんこれはポジティブな意味で、ということになりますので犯罪的なものは含みません。


対話形式

本書では架空の人物同士の対話形式が取られています。この対話形式というのはポップな印象を受けますし、何よりもわかりやすさがあります。こうした本を読み進めるにあたってはどこまで興味を持続させるかがひとつのポイントになっていると言えるでしょう。中には興味のある分野なのだけれども、文章を読み続けることができないといったこともありますので、そこの部分において本書は対話形式が取られているため、とても読みやすいのではないでしょうか。

何が書かれている?

本書で取り上げられている核心とは何なのでしょうか。そこにあるものはハロー効果と呼ばれるものです。いわば、第一印象や初期の印象を大切にしようとするものです。お笑いで言えばつかみが大事という表現にもなるでしょうか。本書では行動経済学や心理学といった専門的・学問的な要素のある分野について参照されています。いきなりそうした本格的な著作を手に取るのは大変だけれども、まずは入門してみたい、さわりを触れてみたいという人にとっては本書で取り上げられたような内容は役立つことでしょう。こうしたタイプの知識はちょっとでも知っているのと、まったく知らないのでは大きな違いがあると言えるでしょう。さらに、決してハードルが高く設定されているわけではないので気軽に読み始めることができる本になっています。

    
コメント