居場所作りは簡単?

現代を生きる人々にとって居場所作りはひとつのキーワードだったりします。携帯やスマホではつながっていても実は実際のリアルな交流はなく孤独といった世界もあります。ですが居場所作りは実際は簡単なことだったりします。松本哉による「世界マヌケ反乱の手引書:ふざけた場所の作り方」(筑摩書房)には、そんな居場所作りに関するハウツーが多く掲載されています。


ハウツーが満載

著者は、もともと法政大学で「貧乏くささを守る会」なるサークルを立ち上げた変わり者の人物として知られています。卒業後は、高円寺でリサイクルショップ「素人の乱」を経営しています。「素人の乱」はリサイクルショップだけでなく、飲み屋や、多目的スペースなど、さまざまな用途に拡大していきます。そこに場所を作り、さらに変な人がどんどん集まってくるという“連鎖”が起きているのです。

お金を出し合う思想

例えば、飲み屋を経営するとなると、保証金などで大変なお金が必要となります。ですが、複数人で経営することにすればわずかな負担で済みます。著者は、店主が毎日日替わりで担当する「なんとかバー」というお店を作り上げます。ビール以外の食材や飲み物はすべて持ち込みにすることで、管理運営費を下げているのです。こうした逆転の発想がたくさん詰まっているおすすめの本です。

    
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