虐待を予防する教育とは?

小さい子供に対する虐待事件は心を痛めるトピックであるのは確かでしょう。なんとかならなかったのか、といったことは悔やんでも悔やみきれません。さらには血の繋がった実の親でありながら、なぜそのような非情な行動に走ってしまうのか。理性で歯止めをきかせることはできなかったのだろうかと思う人も多いでしょう。

教育が必要?

この虐待を防止するためには、まずはなによりも理性の力や、その人の倫理観、モラルなどに委ねるのではなく、きちっと教育を施す必要があると言えます。それは特に、若くして親になる人たちへ向ける必要があるのではないでしょうか。『思春期からの子ども虐待予防教育:保健・福祉・教育専門職が教える、親になる前に知っておいてほしいこと』(明石書店)はタイトルの通り、中高生に教育を施している教師である森岡満恵による本です。

何が原因なのか

虐待の原因としてはどのようなものがあるのでしょうか。まずは望まない妊娠から出産したケース、さらには子供を育てるのに十分ではない経済環境や育児環境のストレスや不安からくる虐待もありますね。確かに虐待死が起こっているのはワンルームマンションといった狭い環境です。ひとつ屋根の下に子供がいるというだけで何か問題が起こるといったこともあるのです。そこには貧困や孤立といった問題があるでしょう。さらには赤ちゃんの泣き止まなさやゆさぶられっ子症候群などについても解説がなされていますので、誰にとっても非常に参考になる本です。