「政治経済」と「現代社会」の違いは?

高校の社会科の公民科目において、政治経済と現代社会があります。さらにもうひとつ倫理社会があります。倫理社会の場合は哲学や思想といったものを中心に学ぶものだとわかりますが、政治経済と現代社会は内容が一部重複している部分もあります。両者にはどういう違いがあるのでしょうか。

政治経済は基礎?

政治経済は、政治経済に関する基礎からしっかりとやっていく特徴があります。新聞やニュースなどに登場する用語の意味などもしっかりと理解していきます。現代社会は政治経済を踏まえたうえで、そこから派生する応用的な問題、現代の社会問題を取り扱います。たとえば、脳死は人の死であるか、臓器移植の是非といった応用倫理学的なトピックは現代社会の特徴だと言えるでしょう。そのため倫理社会の内容も入ってくると言えます。ただ、現代社会といっても扱う範囲が広範囲であるため、政治経済の基礎の部分の学び方の濃さは、政治経済の方が強いかもしれません。まとめれば現代社会科目は、政治経済と倫理社会の要素を併せ持った総合的な科目と言えますね。政治経済や倫理社会を学んでいれば、当然ながら現代社会の科目においても対応することができるでしょう。

センター試験科目では?

それぞれの科目は独立してセンター試験の科目として設定されています。今はそうではないようですが、かつては現代社会の問題は比較的容易であると言われてきました。時事的なトピックを扱うので一般常識の範囲で解ける問題が多く出題されていたためです。そのため、日本史や世界史科目のバックアップとして現代社会を受けておいて、得点が高い方を実際の試験科目として申請するといったテクニックも存在しました。ただ、この話は広まりすぎてしまったためか、現在においては現代社会のセンター科目の難易度がほかの科目より易しいということはないようです。