意外と知られていない、美大入試の勘違い

大学受験生にとってはそろそろ大学受験も終わりのシーズンですね。大学にはさまざまな入試形態が用意されています。美術大学にはデッサンなどの実技入試が課せられるところも多くあります。


自分のセンスの評価ではない

この美大入試は、絵の試験なのだから、自分が好き勝手に何かを描いてそこに秘められた芸術的センスを評価してもらう、認めてもらう、見出してもらう入試と勘違いしている人が多くいます。しかし実態は全くちがいます。

美大の実技入試で問われる内容は、絵画の技術、まとめる技術がどれだけあるかというものです。そのため、多くの受験者に共通の基準でのジャッジが可能となります。その人固有の才能を見出すとなっていては、見る人にとってばらつきが生じてしまいますし、何より時間もありませんし、正解というべきものが存在しないことになります。

主張の押し付けではない

もちろん芸術は独自の価値観があることによって作家性というものが際立ちます。しかし、それは受験の段階においては、あまり必要とされていません。むしろ小器用にこなせる人の方が通りやすいという傾向もあったりします。なんとも理不尽ですが、この問題を突き詰めていくと芸術を教育できるのかという問いにも行き着きます。かつては左利きの場合は受験不可、あるいは色覚に問題がある場合は受験不可といった差別的な待遇も存在したようなので、現在はまだ状況が緩和されていると見ることもできるかもしれません。

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