未来の大学はどうなる?

大学は日本においては最高教育機関として位置づけられています。しかしながら大学生の相対的な学力低下や、無気力さの表れなどが問題になって久しいですね。大学など意味がないのではないかといった過激な物言いも生まれてきています。これはある意味では仕方がないことでもあると言えるでしょう。


どうあるべきか?

いま、日本の大学は岐路に立たされていると言えます。この大学がこれからの社会においては生き残っていくにはどうあるべきかを追い求めた本が五神真による『大学の未来地図』 (ちくま新書) なのではないでしょうか。

何が記されている?

本書は現役の東京大学総長による大学論です。本書において強調されている大学の魅力は、知識が集約する場所としての大学でしょう。それは図書館などの従来のアーカイブ的な機能はもとより、人材などもあります。大学院を経た従来の大学教員などともに、社会で活躍している人材を大学に迎える制度もできています。この大学はこれからどうなってゆくのか。その未来像が本書には記されています。

大学間のインフラ

さらにもうひとつ注目されているのは大学間を繋ぐインフラですね。ひとつの大学に留まらない大学の組織としても変化が訪れていると言えるでしょう。このあたりについては、楽観的と見えるようなものもあるものの、予算や社会の状況によって大学という場所がやすやすと変わってはいけないといった意思も感じられる一冊です。

    
コメント