「高校入試」にまつわる、びっくりトラブル

多くの人が経験している高校入試。緊張の日をテーマにしたドラマ「高校入試」が長澤まさみ主演でスタートしていますが、ドラマを通じて、受験へのプレッシャーや緊張感を思い出す人もいるのではないでしょうか。今回は、過去に起きた、高校入試にまつまるトラブルについて紹介します。


■泣きだす生徒も出るほどの超難問が数学で出題

2012年の長野県公立高校の入試では、特に数学の試験問題が難しすぎるとして、長野県教職員組合が教育委員会に抗議するという異例の事態が起きました。過去問になかった出題傾向の問題や、学習指導要領の内容を超えた問題が出ており、緊張感も手伝ってか、泣きだす生徒や、他の科目の試験にも影響したと話す生徒が多数いたそうです。

■ほとんど誰も解答できなかった、作文問題とは

2004年に実施された、千葉県立高校の「国語」の入試問題に作文が出題されました。しかし、採点したところ正答率が14%、46%、つまり受験生の半数がまったく得点でなかったのです。問題の概要としては「地図と、道をきいてきたおじいさんの様子(急いでいる様子)に配慮しながら道順を教える」というものでした。ルート上の目印を入れて道順を説明するだけなので、大人にとっては簡単な問題ですが、相手に配慮しながら、最適なルートを文章で説明するという能力は、中学生にはまだまだ足りていなかったのでしょう。しかも配点が15点と大き目なので、当時の受験生の落ち込みは大きかったに違いありません。

■茶髪・ピアスで不合格にした都立高校

とある東京都立高校では2007年度と2008年度の入試で、茶髪やピアスをしていたり、服装に乱れがあったりした受験生の成績から減点し、不合格にしましたが、この判定を行った当時の校長は懲戒免職となりました。本来、小論文と面接、実技検査で総合的に合格点をとっていた受験生は合格にしなければならないのですが、それにも関わらず、外見で判断し合否を判定したということが問題となりました。しかし、受験の際に服装などが整っていない生徒に対する措置であることから、学校を擁護する声もあがっていました。

高校入試は失敗が許されず、浪人もしにくい一発勝負に近い入試。それだけに、15歳の中学生にとっては非常に緊張感を強いられる人生のイベントです。高校側はできるだけ優秀で学習意欲もある生徒を入学させたい一心で、中学生を右往左往させてしまいがちですが、教育者が子どもたちの将来を奪わないように配慮してほしいですね。

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