『なぜ日本の若者は自立できないのか』 −全ては教育−

「親殺しが大きなニュースにならなくなった日本」「増加し続ける思春期外来の患者たち」「日本の若者はいつからこんなに自立できなくなったのか!?最新の研究で明らかになったその元凶とは………」といった言葉が、今回紹介する本『何故日本の若者は自立できないのか』にあります。親殺しは今では激減していること、思秋期に独りで悩んで自殺されるよりはよっぽど良いことなど、この現状認識に意見がある人もいらっしゃるかと思います。ですが今回は、日本の若者は自立できているのかどうかということは置いておき、「若者は自立できていない」とみなしている人はどう考えているのかがわかる本を紹介します。


原因は教育方法

日本の若者が自立できていない理由は教育方法にあるとのこと。今の教育方法は子どものニーズにも社会のニーズにも合っていないそうです。

  • 子どもの個性や性格を無視し、同じ内容で同じ方法で教えている
  • 主要五教科は将来役に立てばよいが、生活には関係ない
  • 国の都合で作られた講義暗記型教育は子どもの将来を見据えて造られたシステムではない

ということは、個々の子どもに合わせて教育を行なっていけばいいというわけです。

子どもの3つのパターン

そこで、子どもを3つのパターン/傾向に分けました。

1. 視覚空間型(実践的)

  • 行動的
  • 言葉で学ぶよりも感覚
  • 瞬間的な反応や処理を行なうのが得意

2. 聴覚言語型(社会的)

  • コミュニケーションが得意
  • 空気を読むことが得意
  • 他人に教えてもらうのを好む

3. 視覚言語型(論理的)

  • 分析が得意
  • 物事を概念化、法則化、図式化して理解
  • 強い完璧思考

一人一人に合わせた教育は出来ないものの、現段階よりもベターであることは確かだと思います。

若者を自立させるためにすること

若者を自立させるために以下のことが重要になっていきます。

  • 「自立=現実社会の中に自分の居場所を見つける」こと
  • 経済的自立のため職業的技能の獲得は非常に重要
  • 個々人の特性に合った職業コースも用意
  • 狭い選択肢を選ばせるよりも、現実的な選択肢
  • 点数至上主義よりも、共感性や社会的なスキルの習得

若者に限らず、何者かを動かすには「教育と啓蒙」が重要になっていきます。今も昔も教育の重要さは変わっておらず、またこれからも変わらないでしょう。

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