痛みのない出産「無痛分娩」のメリット、デメリット

出産時に陣痛の痛みを麻酔によって軽減させる、無痛分娩の方法を選択する女性が増えています。無痛分娩のメリット、デメリットについて考えてみましょう。


お産が楽になるが費用が高い

無痛分娩とは、硬膜外麻酔を行うことで、出産時に最も強く感じる痛みをなくして出産する方法です。痛みを感じつついきまなければならないため、痛みを全くなくすわけではありません。陣痛の痛みへの恐怖や不安がなくなるというだけでなく、出産後の体力も比較的温存されること、赤ちゃんには影響がない、などのメリットがあります。お母さん本人の体質(麻酔アレルギーがないなど)や健康状態などで問題ないという医師の判断があれば行うことができます。ただし、すべての施設で行っているわけではないので、無痛分娩を実施している病院を選ぶ必要があります。また、費用は通常の出産費用に加えて10万程度かかります。

無痛分娩のメリット

なんといっても出産後のお母さんの体力が温存されるということは大きなメリットです。女性は出産で陣痛を経験するため、体力を非常に消耗します。出産後の生活のことを考えると、一日でも早く体力が回復できることは大切なことです。生まれたばかりの赤ちゃんの世話は当分の間、昼夜関係なく動かなければならなくなることやすでに上の子どもがいて、まだまだお母さんの手がかかる年齢であるという場合に、無痛分娩を選ぶ女性もいるようです。

無痛分娩のデメリット

デメリットとしては、陣痛が始まったタイミングで行うため、状況によっては自然分娩せざるを得ないこともあったり、母胎や赤ちゃんの状態に変化があれば医師の判断で帝王切開する必要が出てきたりするといった可能性があることです。しかし自然分娩であっても帝王切開へと移行する可能性はあります。

さらに、麻酔を使用するという性質上、麻酔医が待機できる日を選んで行うなどの関係から、計画出産になることも多く、子どもの誕生日があらかじめ大人の都合で決まってしまうことに罪悪感を感じる方もいるようです。

痛みを感じない出産なんてナンセンス?

中には、無痛分娩を選択することに異論を唱える女性も少なくありません。「痛みに耐えて出産することが子どもへの愛情」とか「女性だからこそ陣痛を経験するべき」「陣痛を経験しないと子どもへの愛情が薄れる」といったものです。これが、帝王切開で出産した方にもこうした言葉が向けられることもあるようです。これらはあくまで個人の考えであって、他人に押しつけるべきではないものです。医療の進歩により出産の選択肢が増えたもので、欧米では無痛分娩が一般的になっています。

めでたく妊娠したけれど、陣痛の痛みが不安という人は、無痛分娩という選択肢を検討してみてもいかもしれませんね。主治医から詳しい説明を受け、納得のいくお産を選びたいものです。

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