知っておきたい「流産」のこと

妊娠前、妊娠後に知っておいてほしいことがあります。それは「流産」です。流産のことを詳しく知ってほしい理由は、流産確率が、10〜15%という高い確率で起きてしまうからです。今回は、妊娠前に知ってほしい「流産」の知識を紹介します。


■「流産」の原因の多くは赤ちゃん側の異常

流産とは、妊娠22週未満に、なんらかの原因で赤ちゃんが母体の外に出てしまうことをいいます。妊娠のごく初期に起こる「流産」は、そのほとんどが受精卵の異常です。多くは染色体に異常があってうまく細胞分裂ができなかったためです。「流産」をすると、自分の不注意だったと自分を責めてしまう人がいますが、あまり考えすぎないようにしましょう。なぜなら、「流産」は全妊娠の10~15%と高い確率で起きているからです。「自分だけが、なぜ?」と思いつめないようにしましょう。次の妊娠に影響を及ぼすことはありません。くよくよ悩まず、「今度は赤ちゃんの顔が見られる」と信じて、笑顔で誕生を待ってあげましょう。妊娠12週を過ぎると、子宮の出口がゆるんでしまったり、感染を起こしたり、子宮の形に異常があったりといった、母体側の原因による「流産」が増えてきます。

■「流産」の種類はおもに4つ

「流産」は、進行程度と状態によって4つに分類されます。

1. 稽留(けいりゅう)「流産」

稽留「流産」は、赤ちゃんが子宮内で死んでしまっているものの、そのまま子宮内でとどまっている状態です。多くは自覚症状がなく、超音波検査ではじめてわかります。

2. 進行「流産」

進行「流産」は、子宮口が開いてしまい、赤ちゃんや付属物が流れ出ている状態で、止めることはできません。

3. 不全「流産」

進行「流産」が更に進み、赤ちゃんや付属物がほとんど外に出てしまっている状態。出血はまだまだ続いています。

4. 完全「流産」

赤ちゃんや付属物が完全に外に出てしまった状態。出血がしばらくすると自然に止まります。

■「流産」を繰り返すときはなんらかの原因があることも

「流産」が2回続くのは、偶然がたまたま重なったと考えられます。3回以上続いた場合は、たまたまかもしれませんが、もしかしたらなにか原因があるかもしれません。一度病院で検査を受けることをおすすめします。

■「流産」予防5つのポイント

「流産」を予防するために、妊娠がわかったり、妊娠の可能性のあるときは次の5つのポイントを守りましょう。

  1. 重いものを持ったり、お腹に負担がかかることは避けましょう。
  2. 体を冷やしすぎないように。長時間冷房の効いた部屋にいるときは必ず対策を。
  3. 激しいスポーツ、ハードな旅行は避けましょう。
  4. 家事や仕事はつかれをためない程度に。夜更かしも控えましょう。
  5. 激しい下痢が続くと、子宮収縮を促すおそれもあるので、早めに診察を。

大切な赤ちゃんを健康に生むために、「流産」について知ってほしいことを紹介しました。妊娠したら、妊娠に関する本を読んでみてはいかがでしょうか?

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