赤ちゃんも嫉妬する!? 生まれた瞬間から、嫉妬は生まれている

恋愛や仕事、いろいろな場面で生まれる嫉妬。一度、嫉妬心にとりつかれるとどうしようもなく苦しい気持ちになってしまいます。この嫉妬、いつから生まれたのでしょうか? 実は赤ちゃんのときから嫉妬心は生まれているのです。


■おっぱいが飲めない欲求不満が嫉妬の始まり

赤ちゃんが抱く嫉妬の気持ちは、おっぱいが飲めない欲求不満から生まれます。たとえば、

  • お腹が減っているにもかかわらず、おっぱいを飲むことができない。
  • おっぱいを飲みたいのに、乳首が見つからない。

このとき赤ちゃんが抱く欲求不満は、嫉妬の感情と非常に似ているのです。このときの欲求不満は、いわば嫉妬の源のようなものです。この欲求不満が成長するにつれ、本格的な嫉妬へと成長していきます。嫉妬の源がどのようにして嫉妬に成長するかというと、ここで大きく関わってくるのが親からの愛情です。親からたっぷりの愛情を受けて育った子どもは、その後、嫉妬心が大きく成長することは、あまりありません。一方、親からあまり愛情を受けずに育った子どもは、嫉妬心の強い人間になりがちです。

■マズローの欲求から嫉妬を解説すると?

嫉妬と愛情がいかに関係深いものであるかは、マズローの唱える欲求の段階説からも説明できます。マズローは人間の欲求を五段階に分け、下から「生理的欲求」「安全の欲求」「親和の欲求」「自我の欲求」「自己実現の欲求」と名づけました。

愛情は「親和の欲求」の一種ですが、欲求の中ではかなり根源的なものといえます。「食べる」「眠る」といった生理的欲求や安全の欲求を満たすことも重要ですが、人間は一方で子どものころから「愛されたい」と思いながら生きています。愛情は、非常に根源的な欲求なのです。マズローは、人間は根源的な欲求が満たされるほど、さらに高度な欲求を求めるようになると述べています。「食べる」「眠る」といった生理的欲求が満たされれば、つぎに「安全」を求めるようになります。それらが満たされると、「他人と親しくなりたい」「他人に愛されたい」といった欲求が生まれる。さらに「人から褒められたい」という欲求が生まれ、それが満たされると今度は、「自分の中の可能性を実現したい」といった欲求が生まれていきます。つまり、根源的な欲求が満たされなければ、より上の段階の欲求は求めないのです。「愛されたい」という欲求が満たされたときはじめて、その上の段階である「人から褒められたい」「自己実現したい」といった欲求が生まれるのです。そして根源的な欲求が満たされないと、人はいつまでもその欲求に執着するようになります。「愛されたい」という欲求が満たされない子どもは、いつまでも「愛されたい」という欲求に執着してしまいます。その結果、ただひたすら愛されることを望む人間になってしまい、そこから嫉妬深い人間にもなってしまうのです。

嫉妬の観点からも、育児の大切さがわかります。嫉妬しない子供を育てるためにも、愛情が伝わるような育児をしてみてはいかがでしょうか?

「なぜ、男は女より嫉妬深くなったのか(富田 隆)」の詳細を調べる

    
コメント