都心の空き地が超人気グルメエリアに、「AKINAI 銀座プロジェクト」が始動

人気飲食店の数々がフードトラックで集まって、様々なメニューが日替わりで楽しめる「AKINAI 銀座プロジェクト」が、11月1日から歌舞伎座にほど近い東銀座の一角にオープンしました。

人気店が日替わりで出店

このプロジェクトは、都心の一等地に眠る遊休地を活用し、各地の人気店の名物メニューをフードトラック(キッチンカー)で提供するというもの。 移動式のフードトラックやコンテナの利点を活かし、出店する業者を日替わりにすることで、毎日違った人気のランチやディナーを、遠くまで足を伸ばすことなく職場の近くで楽しめるというわけです。 オープンしたばかりですが、エリア内には餃子専門店の「東京餃子楼」、東十条のラーメン店「麺処ほん田」から派生した坦々混麺専門店「紅麗」など、本店では行列必至の人気店が軒を連ねているほか、ハンバーガーやタコス、焼き肉など様々な業態が日替わりブースとして展開しています。 価格帯は、ランチタイムは780~1000円、ディナータイムは1000~3500円。テイクアウトも可能です。 ドリンクは、通常250円するレギュラーサイズのドリンクを毎日1杯まで利用できる「ランチドリンクパスポート」で継続した利用を狙っています。 オープン月の11月は発売記念としてディナーのアルコールSサイズも注文できるとのこと。このパスポートはコンテナ内のバーで購入することができ、価格は3,300円です。

シェアリングストアとは

このプロジェクトを立ち上げた株式会社「ふかする」が目指しているのは“シェアリングストア”。街にあふれる駐車場などの遊休地を商売の場に変えることで、土地所有者にとっては物件の利回り向上を、借り主には優良立地での低コスト出店を可能にするという一挙両得を狙ったビジネスモデルです。 飲食店の出店をめぐっては、優良物件を借りようにも、居抜き仲介市場の需給は現状、ひっ迫状態とのこと。好物件であればあるほど申し込みが殺到し、簡単に取得できるものではありません。反面、中途半端なところで妥協してしまうと想定通りの収益を挙げられる保証もなく、悩みを抱える業者も多いようです。 一方で、土地所有者にとって遊休地活用の手段というとコインパーキングくらいが関の山。 そんな両者の現状を解決しようと提唱するのがシェアリングストアだというわけです。

キッチンカーが可能にする「飽きが来ないランチ」

ふかする社長の鈴木悠太さんは、「私自身が毎日オフィスの近辺でランチやディナーを取る際に美味しいけれど飽きてしまうと感じることが多々ありました。その反面、飲食業界に関わるものとしてお客様を飽きさせないようにメニュー開発することはコストも労力もかかるということも理解できます。私の答えにひとつとして、『飽きが来ないように移動すればいいのでは?』と考えたことがこのプロジェクトをスタートするに至ったきっかけです」とコメントしています。 キッチンカーが集まってランチタイムに賑わう風景は、比較的大規模なビル群の谷間などで見かけるようになりました。丸の内や新宿など主要なオフィス街に限らず、もう少し小規模な場所でもこうしたスタイルは十分需要はありそう。 移動可能なキッチンカーの性格を考えれば、都心だけでなく、首都圏近郊など様々な地域にその可能性は潜んでいるのかもしれません。