飛蚊症の原因は?

「飛蚊症(ひぶんしょう)」という目の病気に悩む人が増えています。大きな病気ではないとはいえ、常に使っている目に異常が現れるのは、心にも大きなストレスをもたらします。目の大切さをもっと真摯に考えるべきではないでしょうか。


視線を動かすと異物が見える!?

「飛蚊症」というのは、視野に糸くずやゴミ、虫のようなものが現れる症状です。
視線を動かすと、蚊が追いかけてくるように見える場合もあることから、こう呼ばれています。

「なにか見える」と思ったら眼科医で検診を

飛蚊症は、眼球の内部を満たしている、流動的な成分の一つである硝子体の組織が、活性酸素により変質することで起こる「生理的飛蚊症」と、網膜剥離や硝子体出血などの原因が潜んでいる場合があります。
ですから、「なにか見える」と思ったら、まず眼科医で検診することが大切です。

飛蚊症の治療法は確立されていない

とはいえ、ほとんどの場合は、生理的飛蚊症です。 
ただし、失明の可能性や大きな病気を引き起こす可能性は低いとはいえ、効果的な治療法が確立されていないため、眼科医に相談しても、「慣れるしかない」「様子をみましょう」としか言われません。
そこで、不安になって相談に来るOLさんなどが、最近多くおられるのです。

飛蚊症のストレスで不眠症に

カラーコーディネイトを仕事にしている女性が飛蚊症で相談に来ました。
微妙な色の違いをアドバイスする仕事なのに、いつも目の前に異物があるため、
「いつか、間違いをしてしまうのではないか」
と不安でたまらず、ストレスで眠れなくなってしまったのです

原因なしに突然発症はしない

治療を施し、自宅でできることを指導したら、1週間後には5匹はいた「蚊」が、1匹に減ったと報告してくれました。
飛蚊症もまた、なにも理由がなくて突然発症するものではありません。
きちんと原因に働きかける治療を施せば、回復が期待できます。

生きるための情報の8割は視覚から

人間は、視覚、聴覚、味覚、臭覚、触覚といった五感から、あらゆる情報を得ています。
五感で得た情報は、電気信号に変えて脳に送られ、それをもとに行動します。
なかでも情報の8割は目で見たものだといわれるほど、視覚はとても重要な役割を果たしています。
そんな大切な目を、私たちはどうしてこんなにも粗末に扱っているのでしょう。

100歳まで生きても見えなかったら…?

日本人の平均寿命は、相変わらず世界のトップクラスです。
でも、たとえ100歳まで生きても、見えなくなったらなにもできないでしょう?
自分一人で動けなかったら、人生の楽しみ方がまったく変わってしまいます。
自立して健康でいるからこそ、長生きする意味や喜びがあるのです

【まとめ】

・飛蚊症の治療法は確立されていないため、眼科医に相談しても「様子見」としか言われない。
・飛蚊症患者も、きちんと原因に働きかける治療を施せば、回復が期待できる。
・生きるための情報の8割は視覚から。長寿の喜びも健康あればこそ。日々酷使している目の大切さを改めて見直してみませんか?

★ 参考図書

『目は1分でよくなる!』今野清志著 自由国民社

『ビジュアル版 目は1分でよくなる!──あなたの目がよみがえる7つの視力回復法[マンガと図解ですぐわかる] 』今野清志著 自由国民社

    
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