目の構造を知ろう

近視に老眼、ドライアイ、白内障、緑内障など、対処療法が先行してしまう目の病気やトラブル。でも、ちゃんと目の構造を理解すれば、なぜ病気やトラブルが発生するのかも見えてきます。わかりやすい目の知識をご紹介します。

目の構造はカメラの仕組みに例えられる

モノを見る仕組みはカメラに例えるとわかりやすいでしょう。 カメラの構造を単純に説明すると、レンズを通った光が、像としてフィルムに焼き付けられます。 目では瞳孔から入った光が、カメラのレンズに相当する水晶体でピントを合わせ、網膜で像として感じ取ります。 そして水晶体が厚みを変えるのを助けるのが、毛様体という筋肉です。

血流障害で起きるさまざまな目の病気

主に、血流障害などの原因でピント調節能力がうまく働かず、遠くのものが見えづらいのが近視、そして近くのものが見えにくいのが老眼なのです。 また、水晶体を構成しているタンパク質に混濁が生じるのが白内障です。 焦点を合わせづらくなる一番の原因は、水晶体に栄養がいかなくなって硬くなることです。 また、水晶体が栄養不足で新陳代謝が衰えると、濁りが生じます。

手術後、視力が元に戻ってしまうレーシック難民

私たちの目は、ほんとうに働き者です。 1日に、まばたきを2万回近く行い、眼筋は 10 万回以上も動きます。 人間の体のなかで、これだけ動く器官は、ほかには心臓くらいしかないでしょう。 どんなにたくましいアスリートでも、1日 10 万回の筋トレはできませんね。 まぶたはそれを毎日、1日も休まず行っているのです。

栄養不足では近視の原因はとりのぞかれない

人間の体は、筋肉運動をすると、乳酸がたまります。 乳酸には良い方面の働きもありますが、大量の乳酸の代謝除去を乳酸蓄積が上回ると、視力に影響が出ると言われています。 乳酸は酸素によって分解され、血液で運び出されるので、酸素不足になると、疲れが取れなくなり、機能が衰えます。

酸素の摂取量は心肺の老化に伴って減少する

これだけの活動をこなすためには、血液を十分に巡らせ、目に常に酸素を送り込む必要があるわけです。 ところが、文句も言わず、一生懸命に動いてくれている目のために、酸素を送ろうとしても、残念ながら酸素の最大摂取量は、心肺の老化に伴って減少します。 30歳時の酸素の摂取量を100%とすると、80歳になると30%にまで落ち込むと言われているのです。

積極的に酸素を送り込み、目に栄養を!

それでも目は、変わらず働かなければならない。 これだけの活動をこなすためには、血液を十分に巡らせ、目に常に酸素を送り込む必要があるわけです。 ですから私たちは、「ふつうに呼吸していれば、酸素を吸っているだろう」と、なにもしないのではなく、この本でご紹介する方法で、酸素を積極的に取り入れていかなければならないのです。

【まとめ】

・目の構造は、カメラのレンズに相当する水晶体でピントを合わせ、網膜で像として感じ取る。 ・水晶体に栄養がいかなくなって硬くなると焦点を合わせづらくなり、新陳代謝が衰えると濁りが生じる。 ・目の栄養である酸素摂取量は年齢とともに減少する。自然に任せず、積極的に酸素を取り入れて、目をすこやかにすることが必要になってくる。 ・あなたの大切な目、知らず知らずに栄養不足になっていませんか? ★ 参考図書『目は1分でよくなる!』今野清志著 自由国民社