目が悪くなる原因のトップは酸素不足

近視、老眼、白内障、緑内障、飛蚊症と、誰にとっても目の病気は身近です。対処療法が主流ですが、視力障害の起きる最大原因は、実は体の酸素不足です。そして、酸素不足の原因は、思いもよらないところにひそんでいるのです。

生きていくために欠かせない酸素

目の最大の栄養源は「酸素」です。 また目だけに限らず、酸素は、私たちが生きていくために、欠かすことができないものです。 人間は食事をしなくても、水を飲んでいれば1カ月は生きることができると言われています。 ですが、息を止めてしまったら、たった1分でも活動することが難しくなりますし、15分も呼吸できなければ、心肺機能がストップし死に至ることもあります。

目は酸欠の影響を一番に受ける

「呼吸=酸素」は生命活動の基本です。 私たちの体を形づくる60兆個の細胞は、すべて酸素をエネルギー源としています。 まして、眼筋の運動は1日10万回以上。 ですから「酸欠」状態になると、目は一番にその機能に大きな影響を受けてしまいます。

近視、老眼、白内障、飛蚊症も酸欠が原因に

酸素欠乏が具体的にどういった視力障害につながるのでしょう。 まず、「酸欠」になると、毛様体の筋力と水晶体の弾力が失われることから、近視や老眼が加速します。 水晶体の新陳代謝が衰えて、濁りが生じると白内障になり、眼球内の老廃物がきちんと排泄できなくなると、飛蚊症を招きます。

緑内障も酸欠による眼圧上昇

そして酸素欠乏のために房水という、目の組織を満たす体液の排泄が滞ると、眼圧が上昇し緑内障の原因になります。 さらに視神経が栄養不足に陥ることも加わって、視野が損なわれると考えられるのです。

酸欠の最大原因は胃腸の硬化

十分な酸素が取り込めない、大きな原因は2つあります。 まず、私がこれまで、約10万人の患者さんを診てきて、最も大きい酸欠の原因は、胃腸の硬化です。 胃腸が硬くなっているということは、消化活動や蠕動運動もスムーズに行われていないということです。 さらに胃腸の働きが鈍っていると、自律神経のバランスが乱れて血流障害を引き起こし、全身を酸素不足に陥れます。

座りっぱなしのデスクワークも原因に

加えて座りっぱなしでいるということは、自分の体重でおしりや太ももを圧迫して止血しているのと同じです。  血流がどんどん悪くなり、血液がドロドロになる。 事務仕事をしている方は、100%酸欠だと思って間違いないでしょう。 その結果、目への栄養の供給が滞ってしまうのです。

【まとめ】

・私たちが生きていくために欠かすことができない「酸素」は、目にとっても最大の栄養源。 ・「酸欠」になると、近視や老眼が加速し、水晶体の新陳代謝が衰えて濁りが生じると白内障に、眼球内の老廃物が排泄できなくなると飛蚊症を招く。 ・最も大きい酸欠の原因は胃腸の硬化、次に血流がどんどん悪くなる座りっぱなしのデスクワークです。あなたはいかがですか? ★ 参考図書『目は1分でよくなる!』今野清志著 自由国民社