素敵な笑顔を作る!口角を上げる目と舌の回転体操

素敵な笑顔を作るには、口角を上げることが大切です。今回は、口角の改善に役立つ「口角を上げる目と舌の回転体操」を紹介します。


上がれば最高、下がれば最低な「口角」

口角が上がっているか下がっているかによって、人が受ける印象は180度変わってしまいます。ただ口角が下がっているというだけで、人の顔は驚くほど不機嫌そうに、老けて見えてしまうのです。

また、ただ口角が上がっていればいいわけでもありません。左右対称、つまり同じ高さに上がっているかどうかも重要です。両端の口角が美しく吊り上がった「左右対称の笑顔」は、人を強く惹きつけます。

モナリザの口角

たとえば、レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作「モナリザ」。口元にうっすら浮かべられた謎の微笑に世界中の人が惹きつけられていますが、特に注目してしまうポイントは、彼女の口角の上がり具合です。上唇の山を結んだ線まで口角がしっかり左右対称に上げられていて、まさに理想的な笑顔の口元になっています。

エリザベートの口角

逆に反面教師なのが、19世紀末のヨーロッパで最も美しい貴婦人と謳われたオーストリア帝国の皇妃・エリザベート。確かに目鼻立ちは非常に整っていて気品もあるのですが、彼女の写真は皆、口が真一文字に閉じられた顔で写されています。頑固で無愛想な印象を受けてしまいます。口角が下がっているだけで、せっかくの美貌が台無しです。

エリザベートの場合は自覚的にそんな表情をしていたわけですが、普段から口角が下がっている人は、表情筋の衰えによって無自覚に下がっている場合がほとんど。そんな人を見ると私は、「損していますよ!」と声を大にして言いたくなります。自覚がないということは、長い年月にわたりそのまま放置していた可能性があります。

そうすると口角が下がり続け、やがて口が「ヘの字」に歪んでしまいます。年を経るごとに、不機嫌そうな印象はどんどん強まっていきます。知らぬ間に「いつもムスッとして、雰囲気の悪い人だな」と、好感度が下がっているかもしれません。また笑顔を作ろうとして口角を上げても、筋肉が衰えているせいでいびつな笑顔になってしまうでしょう。

口角を上げる目と舌の回転体操

口角がたるむ原因は口輪筋の衰え、下がる原因は大頬骨筋の衰えです。どちらの筋肉も大切ですが、特に口輪筋はあらゆる頬の筋肉とつながっています。口輪筋を鍛えれば口回りの筋肉すべてが恩恵を受けることになるので、そちらを重点的に鍛える「目と舌の回転体操」をご紹介します。眼球と舌を連動させて回すトレーニングです。

口輪筋も二重顎の項で述べた舌の筋肉と同様、咀嚼回数の減少によって衰えます。この体操は口輪筋を鍛えられるだけではなく、舌を動かすことで唾液の分泌を促し、咀嚼不足も補います。しかし、いちばんの解決策は毎食よく噛んで食べる習慣を身に付けることです。

「たくさんしゃべる」ことも、口輪筋の衰えを防ぎます。長時間の会話が苦にならない女性に比べると、男性は口輪筋を動かす機会が少ないようです。

また、目と舌の回転体操では舌を鍛える効果も期待できます。舌を鍛えると虫歯、歯周病の原因になる口呼吸が改善でき、さらに唾液の分泌も促進されるので、口臭予防という点でも有効です。

特に男性は皮脂の分泌が多く、40代から漂いはじめるといわれる加齢臭も女性より強くなりがち。「臭いの二重苦」に陥らないためにも、ぜひ口臭に対処してください。努力次第で防ぐことができます。

目覚めたら目と舌の回転体操をやろう

目と舌の回転体操は、目が覚めてから布団やベッドの中でやるのがお勧めです。睡眠中、口の中では咀嚼や舌を動かす運動が行われていないため、唾液がきちんと分泌されません。起き抜けの口の中にはたくさんの雑菌が発生しています。「目と舌の回転体操」で口内を潤し、爽やかな息で1日を始めてください。

一度悪くなってしまった姿勢を矯正するのは簡単なことではありませんが、「目と舌の回転体操」に取り組む際は、ぜひ姿勢を正してみてください。継続していけば、必ず口角が左右対称に上がった素敵な笑顔を取り戻すことができるはずです。

参考本

「顔だけ痩せる技術(宝田恭子)」

    
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