タンパク質が不足すると太りやすくなる理由

お肉や魚、大豆に含まれるタンパク質が不足すると太りやすくなり、ダイエットの効果が低くなってしまいます。なぜ、タンパク質が不足すると太りやすくなるのでしょうか?


■タンパク質が不足すると太る理由

タンパク質が不足すると太りやすいのは、代謝が下がるからです。では、代謝の仕組みを紹介しましょう。

代謝で多くの消費エネルギーを占めるのは、じっとしているときでも消費する必要最低限のエネルギー量である「基礎代謝量」です。体温を保ったり、呼吸をしたり、内臓や脳を動かしたりするために必要とされる最低限のエネルギーのことです。1日に消費しているエネルギーのうち、基礎代謝量は70%ほどを占めます。

太るかやせるかを決めるのは、食事による摂取カロリーと消費カロリーのバランスです。そのため、基礎代謝量が高いと消費カロリーが摂取カロリーを上まわりやすいので太りにくく、逆に基礎代謝量が低いと消費カロリーが摂取カロリーを下まわりやすいので太りやすくなります。

■基礎代謝量を増やすのは筋肉

この基礎代謝量を左右するのは「筋肉」です。筋肉はずっとアイドリングをしているエンジンのようなもの。じっと動かないときでも、体温を保つために体脂肪を燃やして代謝活動を行っており、その割合は基礎代謝量の20〜30%を占めています。

基礎代謝量のうち、脳や内臓の代謝はほぼ一定ですが、筋肉の代謝はその人のライフスタイルによって大きく変わります。活発に運動して筋肉量を増やすと、基礎代謝量が高くなるので太りにくい体質になります。逆に運動不足で筋肉量が減ると、基礎代謝量が下がって太りやすくなるのです。

■タンパク質不足は筋肉を減らす

運動以外に筋肉量の増減に大きく影響するのが、タンパク質の摂取量です。筋肉は24時間休みなく、分解と合成をくり返す「新陳代謝」を行っています。筋肉は水分を除くとほとんどタンパク質からできていますから、タンパク質が足りないと原料不足で筋肉が減り、代謝が落ちて太りやすくなります。

運動不足だと30代以降、下半身を中心に筋肉量が年1%ずつ減るといわれています。筋肉が1kg減ると基礎代謝量は1日50kcal落ちるとされていますから、1年でトータル50kcal/日×365日=18250kcal。体脂肪1kgは7200kcalですから、1年で約2.5㎏の体脂肪が増える計算になります。

ダイエットをするならきちんとタンパク質を摂取するようにしましょう。

前の記事

「タンパク質を摂取すると健康になる理由」

参考本

「腹いっぱい肉を食べて1週間5kg減!ケトジェニック・ダイエット(斎藤糧三)」

    
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