病気予防にダイエット効果! 大豆は女性におすすめの健康食品!

大豆は女性におすすめの健康食品です。ガンリスクの軽減だけでなく、ダイエット効果もあるからです。


大豆タンパク質の健康効果

大豆タンパク質には、ほかのタンパク質にはない効果があります。大豆タンパク質の健康効果は日本よりもアメリカで注目されており、1日25gの大豆タンパク質の摂取は心臓病のリスクを下げることがわかっています。さらに、大豆タンパク質には脂肪を燃焼させるダイエット効果も認められています。

大豆食品には糖質が含まれていますが、その一部である「大豆オリゴ糖」は消化管で分解されないため、血糖値を上げません。さらに、大腸まで届くと善玉菌のエサとなり、善玉菌を活性化して腸内環境をよくする働きもあります。

大豆は優秀なタンパク源なのに不遇だった

かつてタンパク源として、大豆の評価は高くありませんでした。体内で合成できない必須アミノ酸をどの程度バランスよく含んでいるかを示す「アミノ酸スコア」が低かったからです。

1919年から使われていた「PER法」という分析方法では、動物性食品のアミノ酸スコアが総じて高く、牛肉や卵は100点でした。これに対して植物性食品のアミノ酸スコアは低く、体内で合成できない「メチオニン」の含有量が少ない大豆は80点とされていました。 「タンパク源として肉のほうが大豆よりも優秀」という誤解はここから生じました。

PER法は成長期のラットの試験結果からアミノ酸の必要量を算出したものですが、ラットは全身を覆う体毛を生育させるためにメチオニンを多く必要としています。しかし、人間の体毛が退化しているのでラットほどメチオニンは必要ないのです。

そこでタンパク質の評価基準が変わり、1985年からはヒトに必要な必須アミノ酸をベースに「2歳児以上のすべての年齢層で、大豆タンパク質はアミノ酸スコア100である」と確認されました。

さらに1990年からは消化吸収率も加味した「PDCAAS」という評価法になり、大豆タンパク質は牛肉や卵と同じく100点満点を獲得しています。

健康成分「イソフラボン」

また、良質のタンパク源である大豆に含まれる健康成分として脚光を浴びている物質に「イソフラボン」があります。イソフラボンはポリフェノールの仲間。大豆の胚芽の部分にとくに多く含まれています。糖質がくっついており、大腸の腸内細菌で糖質が切り離されてから体内に吸収されます。

また、大豆からイソフラボンを摂ると、イソフラボンがエストロゲンと似た働きをしてくれるため、骨の代謝が改善します。特に、女性は閉経後に女性ホルモンのエストロゲンの分泌量ががくんと下がり、骨が脆くなって骨折しやすくなる「骨粗しょう症」のリスクが高まります。

エストロゲンには骨を合成する細胞を活性化し、骨を分解する細胞の活動を抑える働きがあり、女性の骨を丈夫に保つようにアシストしています。閉経後はこのアシストが得られなくなるため、高齢の女性は骨粗しょう症になりやすいのです。

骨を構成しているのはタンパク質とカルシウム、マグネシウムなどのミネラルですが、大豆にはタンパク質、カルシウム、マグネシウムがいずれも含まれていますから骨の強化にうってつけの食品です。

「イソフラボン」は乳がん発生率も抑える

さらに、イソフラボンは乳がんの発生率とも関係があります。国立がん研究センターが40〜59歳の日本人女性約2万人を10年間追跡調査した結果、イソフラボンの摂取量がもっとも低かったグループの乳がん発生率を1とすると、もっとも多くイソフラボンを摂っていたグループの乳がん発生率は半分以下の0,46に抑えられていました。閉経後の女性に限ると、同じくイソフラボンの摂取量が最小だったグループを1とすると、摂取量が最大だったグループの乳がん発生率は3分の1以下の0.32に抑えられたのです。

男性にとってもイソフラボンは有効です。老化やがんを引き起こす活性酸素の害を抑える抗酸化作用に優れているからです。このほか、大豆・大豆食品に含まれる「レシチン」という脂質のうち、「ホスファチジルコリン」は細胞を包む細胞膜や神経細胞の成分として重要です。

お手軽に健康になり、ダイエット効果もある大豆。健康のためにもよく食べるようにしましょう。

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