太りにくい、虫歯になりにくい、腹持ちがいい! 三拍子揃った天然由来の甘味料 パラチノースとは?

スローカロリーとは、カロリーの消化吸収が遅い食べ物や食品の原材料のこと。

なかなか消化吸収されないため腹持ちがよく、エネルギーの持続性もよく、血糖値の急上昇や急降下が抑えられ、健康によいとされています。

そんな中で、スローカロリーな甘味料として注目されているのが、パラチノースです。

小腸での吸収速度が砂糖に比べて5分の1のため、食べてから穏やかにカロリーへと変換されていきます。

そのため、持久力が要求されるマラソンランナーや、糖尿病対策、ダイエットなどにも良いとされているのです。


パラチノースは本当に安全なの?

「人工甘味料は危険だって聞いたけど、パラチノースはどうなの?」

と不安になる方もいるかもしれません。

しかし、パラチノースを食べた後、体内でどのように吸収されるかを知れば、心配する必要がないことがわかります。

パラチノースは、摂取後、そのままの形で口を通り、胃を通り、小腸へと到達します。

唾液、胃酸、膵液はパラチノースを分解することができないためです。

小腸にまでやってきたパラチノースは、イソマルターゼという酵素によって分解されます。

パラチノースは砂糖と同じく、ぶどう糖と果糖でできていますので、分解された後は、砂糖と全く同じです。

そのため、パラチノースは砂糖と同じく安全だと言えます。

甘いのに虫歯になりにくいってどういうこと?

実はパラチノースの歴史は古く、1986年には「虫歯にならない天然の糖」のキャッチフレーズで、歯磨きガムで使われていました。

なぜ、パラチノースは、甘いのに虫歯になりにくいのか。
それを知るには、まずは砂糖などの通常の糖分が虫歯になりやすい理由からご説明しましょう。

口の中に住んでいる虫歯菌は、食べ物や飲み物に含まれる砂糖などの糖分に出会うと、酸を作り、歯のエナメル質を溶かします。

虫歯菌は糖を食べて不溶性グルカンを作ります。

不溶性グルカンは、粘着性が高いため多くの細菌が付着し歯の表面を覆う歯垢となります。

このように、糖と出会うことで虫歯菌は酸を出し、歯垢を作るため虫歯の原因となります。

しかし、パラチノースは例外です。

パラチノースは、ブドウ糖と果糖の結合の仕方が砂糖とは異なるため、虫歯菌が栄養源にすることができないのです。

そのため、パラチノースを摂取しても虫歯になりにくいと言われているのです。

どうやってパラチノースを取ればいいの?

パラチノースは、スローカロリーシュガーとして、粉末状で売っていますので、砂糖と同じように料理やお菓子作りに使うことができます。

また、パラチノースを用いたお菓子や清涼飲料水は下記のようにいくつも販売されています。

<清涼飲料水>

・「ミルミル」(ヤクルト)
・「ゲーターレード ラン」(サントリー)
・「ハイカロ160 レモンティー」(キユーピー)
・「ハイカロ160 りんごドリンク」(キユーピー)
・「ハイカロ160 みかんドリンク」(キユーピー)

<お菓子>

・「スローバー」(ブルボン)
・「ハイカロゼリー」(キユーピー)
・「スポーツようかん」(井村屋)

<流動食>

・「インスロー」(明治)
・「レナプラス」(三和化学研究所)
・「グルコパル」(ネスレ)
・「ディムベスト」(味の素)

東京都江戸川区北小岩にあるケーキ屋さんのL’ATELIER DU SUCRE(ラトリエ・ドゥ・シュクル)では、パラチノースを用いたマドレーヌを発売しています。

今後、パラチノースが使われている食品は増えていくと思いますので、ぜひ商品の原材料欄をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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