正しい立ち方・座り方。ポイントは「目線」にあり!

正しい立ち方・座り方をしっていますか? 実は正しい姿勢のポイントは「目線」にあるのです。その秘密を紹介します。


■正しい姿勢の基本

立っているときも座っているときも、正しい姿勢の基本は同じです。正しい姿勢は、頭のてっぺんと尾てい骨が一直線です。正しい姿勢ができていれば、立っているときにひざが曲がったりせず、座っていて前かがみになったりすることもありません。つまり、美しい立ち姿、座った姿になっているのです。

■一流の女優はいつも正しい姿勢をキープ

一流の女優さんは、対談番組などに出演しているとき、背もたれにいっさい背中をつけないで座っています。長時間に及んでも「一直線」を保ったままでいられるのは、姿勢に対する意識が高く、それが習慣になっているからです。

■正しい正座

次に正しい正座の姿勢を紹介します。正座はれっきとした日本文化です。姿勢は先ほどと同じく、頭と尾てい骨を一直線にします。着物の場合、女性は両ひざをこぶしひとつ分開け、男性はこぶし二つ分開けて座ります。ただ、女性が短いスカートの場合は両ひざをそろえます。足は利き足を上にのせて重ねます。そのほうが楽ですし正座が「長持ち」するからです。しびれてきたときに上下の足を組み替える人がいますが、じつは、それは逆効果です。しびれが増すことにしかなりません。しびれがひどくなったら、お尻を少し上げるようにして、足の指を反らせるようにすると、血行がよくなってしびれが抜けやすいでしょう。手で足の指をギュッと揉むようにしても、同じ効果があります。

■美しい姿勢のポイントは「目線」

美しい姿勢のポイントは「目線」です。禅では、立っているときは6尺(約182センチ)前、座っているときは3尺(約91センチ)前に目線を落とすように教えられます。前者は畳縦1枚分、後者は畳横1枚分です。その位置に自然に目線を落とすと、いわゆる「半眼」の状態になります。目を開いていると、否応なくたくさんの視覚情報が入ってきます。視覚情報が多すぎると、それに影響されて気持ちも落ち着かなくなるのです。「半眼」は情報をカットできますから、気持ちがとても落ち着きます。

■正しい「目線」は仏のまなざしと同じ

じつは「半眼」は、仏様のまなざしと同じです。仏像の前に立ったとき、やさしく包まれる感覚になったり、癒やされる思いがしたといった経験は誰にもあるはず。半眼のまなざしにはそんな効果もあるのです。

正しい立ち方・座り方を意識しましょう。ポイントは「目線」にあります!

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