皮膚のプロが見る、美人の定義とは?

「美人の正体は素肌力だった」の著者、海老名皮ふ科クリニック院長の天野彰人さん。美人志望の女性たちを何人も見てきた達人は、どんな人たちのことを“美人”と呼んでいるのでしょうか。まずはそんな基本的な定義を語ってくださっています。


美人の定義とは?

美人とはどのような人のことを言うのでしょうか。ここで、言葉の定義をしておきたいと思います。本書では、この定義にのっとって美人について語っていきます。

本書における美人とは、次の1〜3の条件を満たしている人です。

1、一般的に外見(顔、スタイル)が美しい人のこと
2、素肌がきれいな人のこと(たとえば、シミ、シワ、くすみなどが少ない人のこと)
3、清潔感がある人のこと

外見、素肌、清潔感とは

1の外見が美しいとは、頭蓋骨のカタチや大きさと筋肉の付き方、腕、脚の長さや全体のバランスなどの、主に遺伝的要素に左右される骨格、持って生まれた外見的美しさのことです。

2のシミ、シワ、くすみが少ない人とは、年齢による衰えが歳を上回らないということです。実年齢40歳の人が50歳に見られるのであれば、その人を美人とは言いません。実年齢より若く見られるか、年齢相当に見られることは、美人の要件のひとつです。

3の清潔感についてですが、どれだけ持って生まれた要素が美しくても、周囲から「触りたくない」「近寄りたくない」と思われるような清潔感のない人は、美人カテゴリーには入りません。

シミ・シワ量は実年齢で判断

ところでこのシミ・シワの量は、実際のところ、そばかすが10個以内だと美人で 30個あると不美人というような、明確な基準があるものではありません。

そうではなくて、人の目は無意識のうちにその人の「実年齢に応じて」判断しているのです。たとえば「50代にしてはシミが少ない」「60代なのにほうれい線が目立たない」、というような視点。日本の女性はそんな失礼な視点で周囲から見られ、評価されているのは、 まぎれもない事実なのです。

シミ、シワが目立つと、どれだけ親から引き継いだ骨格が美しくても、顔の作りではなくシミ、シワのほうに目がいってしまって、美人とは思えなくなってしまいます。

歳を重ねても美しい秘密

女性は年齢を重ねるごとに美人の割合は低くなっていきます。

それは歳とともに骨格がゆがみやすくなるし、シミやシワは年齢を重ねるごとに増えやすいため、もともと美人と言われていたのに、減点方式で気付けば美人の枠から外れてしまう人が多いからです。

しかし、逆に言うと、一定年齢を重ねたところから、女性の「美しさ」は自己責任であり、皆がすっぴんで顔を合わせていた高校生のころにはまったく目立たなかった女性が、歳を重ねるごとにどんどん美しくなる、ということが起こるのです。

シミ・シワ・くすみ取りと清潔感は美容皮膚科の専門分野

周囲が、顔にできたシミやシワを放置したり、体型が崩れたり、骨格がゆがんだりする中で、時を止めたように美しくあり続けることで、歳を重ねてから美人と言われる人になる。そんな逆転現象が起こることを知っておきましょう。

この美人の3条件のうち、美容皮膚科でできるのは、2のシミ・シワ・くすみ取りと3の清潔感を作るところです。なお、1の分野に関しては、美容皮膚科ではなく「美容外科」が専門とする分野です。

まとめ

一般的に人それぞれの主観によると思われがちな美人の定義も、皮膚科の専門医の目からは体の内側から由来するもの、肌のケアに由来するもの、日頃の習慣によるものと明確な区分がされているわけですね。その定義も年齢を重ねると維持が難しくなります。でも、心がけ次第で、美人度を増すことができるというのが天野さんの指摘です。年だからと諦めてしまうのは、もったいないとは思いませんか?

参考書籍『美人の正体は素肌力だった』主婦の友社(2016/9/23)著者:天野彰人

    
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