仕事は疲れるけど「ゴルフは疲れない」のは、なぜ?

毎日の仕事は疲れる。でも、大好きな趣味のゴルフは早朝から1日プレイしても疲れない。なぜ、このような差が生まれるのでしょうか?


満足感は疲れを軽減する

満足感に浸ることが「疲れ」を軽減してくれます。好きなことをしているときのことを考えてみてください。好きなことをしているときは、当然のことながら満足感に満たされた状態だと言えます。

そのため、「時間がたつのも忘れて、何時間も飽きずに没頭する」ということが起こります。「ちょっと休憩しようか」と思うことがあったとしても、「疲れた、もうやめよう」とはなりにくいのです。

好きな事は疲れない

あるゴルフ好きの人は、ふだんの仕事では、覇気がなく、何かをするたびに「疲れた」というのが口癖になっていました。

ところが、その彼が、ゴルフをしに出掛けるときは、まるで別人のように生き生きとし、元気にプレイをするというのです。ゴルフに行かない休日は遅くまでベッドから抜け出せないのに、ゴルフに出掛ける当日は、たとえ、前日に深夜まで忙しく働いていたとしても、早朝にスパッと目覚めます。そして、睡眠不足だというのに、文句ひとつ言わずに、ゴルフに汗を流すそうです。

雨が降ろうが、雪が降ろうが、彼にとっては、ゴルフができるならそれで満足なのです。スコアがよくなくても、ゴルフをすることができた喜びに満たされるようなのです。ふだん、あれほど「疲れた」を連発する彼からは想像もつきません。

一日ゴルフを楽しむということは、仕事に全精力を注ぐと同じくらいにエネルギーも神経も遣っているはずです。それなのに、仕事では「疲れた」を連発し、ゴルフではまったく疲れを感じない。

満足感があるかどうか

両者の何が違うかといえば、満足感に満たされているかどうかということです。仕事でもゴルフでも、細胞内に疲労物質が発生しているところまでは同じです。細胞が活動すれば、当然そこにカスがたまります。違いは、そこから先で、満足中枢が刺激されることによって、ドーパミンが活発に分泌され、細胞のカスを排出できるかどうかにあります。

ゴルフではちょっとくらい無理をしても疲労を感じることなく、むしろ爽快感を覚えるのには、ドーパミンに秘密があったわけです。もちろん、これはゴルフ好きだからこその話で、接待ゴルフに嫌々出かけていくような状況では、ますます疲労が蓄積されていくことになります。

ゴルフにかぎらず、テニスやスキー、釣りや囲碁など、みなさんも好きなことに没頭して体を動かしても、疲れをまったく感じなかった経験がありませんか? そうした経験は、重要なことを教えてくれます。

不満タラタラで仕事に向かっているかぎり、満足中枢が刺激されることはありません。脳からドーパミンが分泌されず、細胞内には汚れやカスが蓄積していく一方です。そして、カスが蓄積することによって細胞の活動が鈍り、疲労がたまり、その状態から抜け出せなくなってしまうのです。

満足感の有無は、それくらい疲れと密接に関わっているということです。ということは、日々、満足感に浸って生きていれば疲れを感じないと言うこともできます。もちろん、疲労をゼロにすることは難しいかもしれません。

しかし、少なくとも精神的・肉体的疲労に追い込まれ、気持ちまで落ち込んでしまう事態は避けることができます。不満を抱え込んでしまうから、疲れを解消できず、疲れに苦しむことになるのです。

たまった疲れからスッキリ解放されるためにも、いますぐ、不満をため込む習慣をやめましょう。

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参考本

「「全身の疲れ」がスッキリ取れる本(志賀一雅)」

    
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