カルシウムが不足してもイライラしない? 牛乳は疲れを癒やさない!

イライラは、自律神経が出す疲れのサインのひとつです。イラついている人に対し「カルシウム摂った方がいいよ」と言うのは、もはや常套句になっていますね。

カルシウムは神経伝達に関わることから、不足すると神経伝達がうまくいかなくなって、イライラすると思われているのかもしれません。これは本当なのでしょうか? また、カルシウムは自律神経を癒やすため、疲労回復にも効果的と考えられていますが、これも本当なのでしょうか?


カルシウムとは?

カルシウムは骨や歯を作る重要なミネラルです。神経の伝達にも関わっているため、カルシウム不足がイライラにつながると思われていますが必ずしもそうとは言えません。骨の中にはカルシウムが貯蓄されていて、体内での不足を補ってくれているのです。

カルシウムが不足してもイライラなんてしない!

実際、カルシウムが不足してイライラするということは考えられません。人間の体の骨にはカルシウムがたくさん貯蔵され、もし脳内で不足した場合には、骨から溶けだして必要量を維持するという仕組みが備わっています。

その貯蔵分もなくなって神経や脳に影響が出るというのは相当な危機的状況であり、現在の日本で起きることはまずないのです。現代日本の食生活では、カルシウム不足が原因のイライラは考えにくいのです。むしろ、中高年にとってはカルシウムのとりすぎで骨の石灰化や動脈硬化につながるくらいです。

カルシウムは自律神経を癒やさない

また、カルシウムには自律神経を癒す効能もありません。カルシウムといえば乳製品のイメージがあり、寝る前に温かいミルクを飲むと落ち着くという人もいるでしょう。それもカルシウムのせいではなく、胃が温められることで副交感神経が優位に働き、リラックスするからでしょう。

このように、カルシウムが不足してもイライラすることはありません。また、牛乳を飲んでも自律神経を癒やすわけではないので、牛乳を飲んでも疲労回復になるわけではなかったのです。

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情報提供元

「日本予防医薬」

    
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