睡眠時間が短くなったことが疲れの原因!? 日本人の平均睡眠時間の現状

睡眠には疲労回復効果があります。しかし、日本人の平均睡眠時間はどんどん短くなっています。その結果、どんどん日本の疲れはたまっていると言えます。日本人の睡眠時間の減少と疲労の現状を国のデータをもとに紹介します。


日本人の睡眠時間が短くなっている

近年、日本人の平均睡眠時間は、どんどん短くなってきています。総務省が2012年9月に発表した「平成23年社会生活基本調査」によると、15歳以上の日本人の平均睡眠時間は、調査開始の昭和51年は約8時間5分だったのに対し、平成23年の調査では、7時間39分と約25分も減少していました。

厚生労働省が2012年11月に実施した国民健康・栄養調査では、睡眠時間は男女とも「6時間以上7時間未満」が最も多い回答でした。また、「ここ1ヶ月間眠れないことが頻繁にあった」人は男性13.2%、女性13.6%という数字が出て、不眠の実態が浮き彫りになりました。

その背景については、夜間労働や、24時間営業の店舗の増加、娯楽などの影響で日本人の生活が不規則になったということが考えられています。

都道府県でも違う睡眠時間

「平成23年社会生活基本調査」では、都道府県ごとの平均睡眠時間や就寝・起床時間も算出しています。ここから都道府県別で面白い睡眠時間のデータもわかります、

平均睡眠時間が一番長いのは秋田県

平日の平均睡眠時間が最も長いのは秋田県の7時間56分、2位は青森県と高知県で7時間54分です。

平均睡眠時間が一番短いのは神奈川県

最下位は神奈川県で7時間18分でした。

一番早起きなのは青森県

最も早起きの県は青森県で、午前6時19分。就寝時間も青森県が一番早く、午後10時35分には眠りについていました。

一番遅起きなのは東京都

起床時間が最も遅いのは東京都で午前6時52分、就寝時間が最も遅いのも東京都で午後11時41分。眠らない大都会の印象通りといったところでしょう。

疲れがとれる睡眠時間は?

では、疲れがとれる睡眠時間はどれくらいなのでしょうか? 実は、疲れがとれる睡眠時間に人により必要量が違います。睡眠時間が9時間以上の人をロングスリーパー、6時間未満の人をショートスリーパーといい、実際に3~4時間しか寝なくとも健康に毎日を送っている人もまれにいます。

しかし、平均値が短くなってきたというのは、やはり問題です。睡眠が疲れの特効薬であるのに、その薬が十分行き渡らなくなってきている状態と考えられるからです。睡眠時間の減少は、現在の日本が「疲労大国」となっていることと関連付けて検討する必要があります。

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情報取材先

「日本予防医薬」

    
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