指輪がきつくなったら「仮面高血圧」を疑え!

「この前の健康診断、血圧はちょっと高めだったけど、正常値範囲内だったから、大丈夫!」もしかしてあなたは、そう安心してはいませんか?

高血圧の人の数値には、実は現れない数字もあるのです。それを「仮面高血圧」(隠れ高血圧)と呼んでいます。たとえば家にある血圧計で、朝に血圧を測ってみたときは高くても、午後になって病院などの診察室で測ると正常値になることがあります。

「診察室で測る血圧は正常なのに家庭で測る血圧が高く、病院の測定だけでは高血圧だと判明しにくい」という状態が仮面をかぶったように隠れていることから、「仮面高血圧」と呼んでいるのです。「仮面高血圧」の人は正常血圧の人に比べて、心筋梗塞や脳卒中の発作を起こすリスクが3倍近くになるというデータもあります。


■「仮面高血圧」を防ぐための3つの方法

では、いったいどのように高血圧にならないよう予防すればよいのでしょう? 一言でいうと、予防するには「自宅で継続的に血圧を測る」ことが大切です。血圧計も、最近ではとてもリーズナブルになり、腕に巻くタイプでも4000~5000円と買いやすくなりました。

「毎日、忙しくて、血圧を家で測るなんて、絶対ムリ!」という人は、まずは以下のポイントだけでも押さえてみてください。

1. 指輪がきつくなってきたら、塩分過多の危険信号!

普段の食生活で塩分量を知るのは難しいもの。でも、簡単に目安にすることができるもの、それは指輪。塩分を摂り過ぎると、血中の塩分濃度を一定に保つため、指がむくんで指輪はきつくなってきます。「結婚指輪がなんだかきついな」と思ったら、塩分控えめの食事にしましょう。塩分を控えると、指輪はジャストサイズになってきます。

2. いつもイライラしている人は、「仮面高血圧」になりやすい

職場でのイライラ、誰にでもありますよね。でも、怒りやあせり、競争心などは、交感神経の働きを高め、血圧を上げてしまいます。「イライラ=自分の血圧が一気に上昇している」と思ってください。そんなときは、コーヒーやお茶を飲んでブレイクタイムを取ったり、フルーツやミント系のタブレットを口に含んで気分転換をしましょう。

3. たまの休日くらい「ゆっくり寝て曜日」でも大丈夫!

睡眠が足りないと、心身の疲労が回復せずストレスが高まって、血圧にも悪影響が出てきます。たとえ15分でも効果があるので、移動中に電車の中で居眠りをしたり、休日に「寝だめ」をして睡眠時間を確保することが大事です。「休みの日だから、いろいろやらなくちゃいけないことがある!」とあせるよりは、「ゆっくり寝て曜日」を作って、血圧の安定にいそしんでください!

高血圧は世界的にも大きな問題になっています。WHOの報告によれば、世界の成人の約3人に1人以上が高血圧だといわれています。今、血圧が高めだと自覚している人はもちろん、自覚症状がない人も、自分の血圧をチェックしてみてください。「仮面高血圧」は「サイレントキラー」(静かな殺し屋)。気づかないうちに、あなたの身体をむしばんでいくのです。

東京女子医科大学准教授の渡辺尚彦氏の著書『ズボラでも血圧がみるみる下がる49の方法』には、ガマンなし、挫折なしで簡単にトライできる降圧法がわかりやすく紹介されています。気になった方は、ぜひ書店でお手に取ってみてください。

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