近視は遺伝ではない

日本人は、世界でもダントツに目が悪いという事実をご存知ですか? カナダの総人口を超える、実に4000万人以上の人が、目にかんしてなんらかの悩みを持つといわれています。真の目の情報を、数回に分けてお届けします。視力回復を諦めていた人は、ぜひお読みください。


日本は世界有数の近視大国

日本は、世界でも有数の「近視大国」です。
統計によれば、40代以上の日本人は、42%近くが近視であり、アメリカ人、そして中国人の平均 22%や、49歳以上のオーストラリア人の平均14%に比べると、倍以上の多さになっています。
(参照:大野京子『眼のサイエンス 視覚の不思議』文光堂、2011)

「目は悪くなって当たり前」の国?

また近年、0.1以下の強度の近視の人が増え、視力低下の低年齢化も進んでいるのが特徴です。
近視の人数の多さに伴い、その他の目のトラブルを抱える人も、格段に多い日本。
それなのに、ほとんどの人が、「近視になるのは仕方ない」「年齢を重ねれば老眼になるのは当然」
と、「悪くなったらメガネやコンタクトで視力を補う」といった対処療法しか行っていません。

近視は遺伝ではない

「親がメガネをかけているから仕方ない」「両親も兄弟も近視だから、私も目が悪い」などと、近視は「遺伝」だと考える人が多くいます。
ここでハッキリ申し上げておきましょう。
近視は、遺伝ではありません。

ほとんどは視力回復を諦める言い訳

もちろん、例外の遺伝性もあります。
しかし、遺伝でもないのに「遺伝で仕方がありません、あきらめてください」と、専門家自身が視力回復をあきらめるのは本当に残念でなりません。
これは近代の研究でも明らかになっています。

祖父母、両親の視力に問題はなくても近視になる

アメリカのワシントン大学教授の、フランシス・A・ヤングは、エスキモーを3世代にわたって調査しました。  祖父母、両親の視力に問題はなくても、孫の代で学校に通い始め、読書の時間が増えたため、近視になった子どもの割合は58%と半分以上を占めます。  

60年足らずの間に近視率が5倍に

また、日本の文部省(現在の文部科学省)が、「教育白書」のなかで発表している、「児童生徒の近視率の推移」によると、昭和24年には、小学生で、視力が1.0以下である近視率が6%でした。
ところが平成18年には、28%と、60年足らずの間に、ほぼ5倍になっているのです。  

近視の発生は環境の変化

もし近視が本当に遺伝するものならば、近視である児童の割合は一定でなければなりません。
60年間で5倍に数が増えているところから見ると、環境の変化で発生している近視が、いかに多いかがわかるのではないでしょうか?

【まとめ】

・40代以上の日本人は、42%近くが近視。
・近年、0.1以下の強度の近視の人が増え、視力低下の低年齢化も進んでいる。
・「親がメガネをかけているから仕方ない」「両親も兄弟も近視だから、私も目が悪い」の考えは誤り。
・近視は遺伝ではなく、環境変化で発生するのです。大切な目のことをもっと知る必要がありそうですね。

★ 参考図書

『目は1分でよくなる!』今野清志著 自由国民社

『ビジュアル版 目は1分でよくなる!──あなたの目がよみがえる7つの視力回復法[マンガと図解ですぐわかる] 』今野清志著 自由国民社

    
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