ゴリラの筋肉は植物でできている? ステーキよりもバナナのほうが良質なタンパク質だった!

ゴリラって筋肉がモリモリですよね? そこで、ゴリラのように筋肉をつけるために、肉を食べることが必要と考えます。でも、ゴリラの筋肉は、草と果物を食べることでムキムキになっていたのです。


ゾウは草食動物

地球上でもっとも力の強い動物はなんでしょうか? ゾウです。ゾウは木を引っこ抜くくらいの力をもっています。骨もまた、信じられないほど頑丈です。ゾウは何を食べていますか? 草です。

水牛や馬も草食動物

水牛も強靭さと耐久力を兼ね備えている動物です。その他、ラクダや馬も強い力をもっています。これらの動物はどこからたんぱく質を摂取していますか? 草です。

ゴリラも草食動物

ゴリラは人間とは生態系が違いますが、同じ霊長類であり、生物学的には人間とたいへんよく似ています。ゴリラは体格的には人間の3倍程度ですが、力は人間の30倍もあります。体重100キロもある人の両足首をもってフリスビーのように投げ飛ばすことくらい朝飯前です。ゴリラは主に何を食べて、どこからたんぱく質を摂取していますか? 主に、フルーツと草です。

他にも、強靭さと耐久力を兼ね備えている動物は、植物を食べてたんぱく質を摂取しています。そう言うと、「ライオンは肉食動物ですが、たいへん力の強い動物ですよ」と反論する人もいるでしょう。しかし、ライオンは1日のうち20時間も寝ています。ゴリラはフルーツばかり食べて一日に数時間しか寝ません。

バナナはステーキより良質なたんぱく源!

たんぱく質を摂取するために肉を食べる必要はありません。たんぱく質はアミノ酸から構成されていますから、大切なのはアミノ酸を摂取することです。そしてそのアミノ酸は植物に含まれています。肉だけに含まれている栄養素というのは存在しません。肉に含まれている栄養素は、他の食品からも摂取できるのです。

また、オレゴン健康科学カレッジ栄養学部の学部長を務めるウィリアム・コナリー博士は、次のように明言しています。

「人は、動物性食品がもっとも良質のたんぱく源だと思い込まされているために、植物にこそ良質のたんぱく質が含まれていることを知らない。土の中から成長するものはすべて、たんぱく質を含んでいる」

だからゴリラや牛、水牛、ゾウなどの草食動物は、筋肉がつかずに困っているわけでも、たんぱく質が不足するわけでもなく、たくましい肉体を維持しているのです。それらの動物は植物からアミノ酸を豊富に摂取し、そのアミノ酸からたんぱく質を合成しているのです。

牛や豚、鶏などの肉を食べたところで、私たちの体の中で効率よくたんぱく質になるわけではありません。それらの動物性たんぱく質をアミノ酸にまで分解して、それをヒトのたんぱく質に合成しなければならないのです。

肉を加熱調理するとアミノ酸が壊れる

肉は加熱調理すると、たんぱく質が変性してアミノ酸が壊れてしまいます。その結果、いくらステーキを食べても肝心のアミノ酸を摂取できないことになります。実は、バナナのほうがステーキよりもたんぱく源としてすぐれているのです。

バナナはアミノ酸が豊富

バナナには人体に必要な良質のたんぱく質がそのまま含まれています。朝食にフルーツを摂り、それ以外の食事で生野菜を食べれば、十分な量のアミノ酸を摂取できますから、たんぱく質不足には絶対になりません。

現代人は動物性たんぱく質を摂らなければならないと思い込まされていますから、レタスからたんぱく質を摂取するなどというのは突飛な発想のように思えるでしょう。しかし、土の中から芽を出して成長するものの中には、必ずアミノ酸が含まれているのです。

だから、筋肉を鍛えるために肉ばかり食べるのではなく、野菜や果物を食べることもおすすめなのです。

参考本

「からだの力が目覚める食べ方(ハーヴィー・ダイアモンド)」

    
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