意外というか、全然知らない“バナナ”についてのこと

夏真っ盛りで暑い毎日。食事もそうめん、ひやむぎ、ゼリーにスイカなどサラッと食べやすいものを食べがちです。栄養が偏りがちな夏にバナナは最適な食材。栄養価が高い上、お財布にもやさしいです。更に日本人は思ったよりバナナを食べていて、年間約20キロものバナナを購入しているとのこと。今回は私たちにとても身近な食
材のバナナについて解説します。


1. バナナについてのおさらい

スーパーに行けば必ず置いてあるバナナ。家に帰れば必ずバナナが置いてある家庭は少なくないのではないでしょうか? それほど身近なバナナですが、私たちはバナナのことをあまり知りません。種類から説明していくと、バナナの種類はは大きく分けて2つあります。「主食用」と「果実用」です。日本で食べられているバナナの殆どは果実用で、甘みが強いのが特徴。栄養価も高いので毎日食べるにはうってつけです。

少し固い話をすると、植物学上ではバナナは果物ではなく“野菜”。バナナがなっている数メートルにもなるものは木ではなく“草”なのです。更にバナナは種子を作りません。実がなっても種子無しでどうやって数を増やしているのかというと“クローン”です。私たちが食べている大量生産されたバナナはクローニングで実を増やしているのです。

2. バナナと流通革命

バナナの値段は1960年台に比べ、現在は約半分になっています。バナナの値段が安くなった理由の1つとして流通革命があります。保冷船が開発されたことでバナナの輸送は容易になりました。また、流通革命は鮮度の管理も容易にしました。保冷船で日本に運ばれたバナナは完璧に熟された状態ではありません。そこでエチレンという植物ホルモンが登場します。これをかけることで熟成度合いを調整することができ、日本各地どこでも美味しいバナナを食べることが出来るのです。

3. 世界のバナナの統計

世界各国で生産されているバナナの生産量(トン)に関する統計は以下の通りです。

  1. インド:3190万
  2. 中国:985万
  3. フィリピン:910万
  4. エクアドル:793万
  5. ブラジル:698万

フィリピンやエクアドルなどバナナの代名詞的な国がランク・インしています。そんな中、インドが中国の3倍もの生産量を誇っています。バナナのイメージがないインドでは、バナナは主に国内で消費されます。育てやすく、調理もしやすい、栄養もあるバナナは人口が爆発的に増加している国において重要な作物となっているのです。

今回はバナナについて解説しました。因みにバナナの皮を踏んで転ぶというギャグ、滑るのは実と接している内側が滑るのであって黄色い外側は全く滑らないとのことです。

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