野菜を食べて健康になる理由は「ファイトケミカル」にあった

健康を維持するためには、野菜を食べることが大切と言われています。なぜ野菜を食べると健康になるのでしょうか? その理由は野菜に含まれる秘密の成分「ファイトケミカル」にあります。


■野菜はファイトケミカルが豊富

野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維以外にも話題の成分「ファイトケミカル」が含まれています。「ファイト」とは植物、「ケミカル」とは化学物質という意味で、植物がつくる化学物質の総称です。

ファイトケミカルはこれまでおよそ1500種類見つかっていますが、未発見のものを合わせると総数は1万種類を超えると推定されています。

■ポリフェノールもファイトケミカル

ファイトケミカルで有名なのは赤ワインの「ポリフェノール」です。ポリフェノールは植物に含まれている苦みや色素の成分で、赤ワインには「アントシアニジン」や「レスベラトロール」といったポリフェノールが含まれています。これらのポリフェノールには、活性酸素の酸化による老化ダメージをブロックする抗酸化作用があります。

ポリフェノールは赤ワインだけでなく野菜にも入っています。ブロッコリーやモロヘイヤ、タマネギなどに多い「ケルセチン」が代表です。アントシアニジンやレスベラトロールと同じように強い抗酸化作用があります。

ポリフェノール以外の野菜のファイトケミカルには、ニンジンの「β-カロテン」、トマトの「リコピン」、ホウレンソウの「ルテイン」、ブロッコリーや白菜の「イソチオシアネート」、アスパラガスの「グルタチオン」などがあります。

■ファイトケミカルが入っている野菜の見分け方

どの野菜にどんなファイトケミカルが入っているかを覚えなくても、色や香り、えぐみなどが強い旬の野菜を選び、緑、赤、黄色、オレンジ、紫とカラフルな食卓を心がけるようにすれば、ファイトケミカルを自然に摂取できます。ファイトケミカルの大半は野菜の色、香り、苦みなどの成分だからです。

ポリフェノールをはじめとするファイトケミカルは植物が自らを守るためにつくり出した成分ですが、抗酸化作用以外にも、万病のもとになる慢性的な炎症を抑えたり、免疫力を高めたりする働きがあります。ファイトケミカルの多くは水溶性で体内にためておけないので、毎日の食事でコツコツと摂ることが大切です。

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