日本国民の約70%がスギ花粉症? 日本人とスギ花粉症の関係性

日本国民の約70%がスギ花粉症の抗体を持っていることを知っていますか? 日本人とスギ花粉症の関係性について紹介します。


スギ花粉症の発見

スギ花粉症は、齋藤洋三先生が栃木県日光地方の耳鼻科に勤務していた1963年の3月から4月にかけて鼻、眼、咽頭のアレルギー症状を訴える21人の患者さんに出会ったのが発見のきっかけです。

齋藤先生は、患者さんに対する皮膚反応検査、誘発反応検査、血清抗体検査、病理組織検査や空中花粉検査などを実施し、患者さんの症状はアレルギー性のものであり、その原因アレルゲンは花粉であることを証明しました。

現在、スギの天然林は、本州最北端の青森県から九州の屋久島にかけて点々と存在するにすぎません。それ以外のスギ林はすべて植林されたものです。日本全体では、山林や平地林などを含めると約450万ヘクタールものスギが植栽されており、主に東北地方や九州地方に多く見られます。

1950年代に行なわれたスギの一斉植林から約30年経過した1979年以降、スギ花粉症は、北海道と沖縄を除く全国で社会問題となっています。第二次世界大戦以前にはほとんど見られなかったスギ花粉症でした。

しかし、ここ10~20年の間に非常に増加し、いまや日本人の約15パーセントがスギ花粉症を発症していると推定されており、国民病という不名誉な名前がついているほどです。ヨーロッパにおけるイネ科の花粉症、アメリカのブタクサ花粉症、日本のスギ花粉症をあわせて、世界の三大花粉症と呼ぶ人もいます。

日本国民の約70%がスギ花粉症?

現在、日本国民の約70%の人がスギ花粉の抗体を持っていると推定されています。スギ花粉症予備軍といえる人たちがこれほどまでに多いのですから、花粉症を発症していない人といえども安心することはできません。

2月から4月にかけて大量のスギ花粉が飛散した後、ヒノキなどヒノキ科の樹木の花粉が3月中旬から5月中旬頃まで飛散します。スギとヒノキ科樹木の花粉にはアレルギーを起こす成分に共通したものがあり、スギ花粉で花粉症症状を起こす人の約80パーセントは、ヒノキ科樹木の花粉でも花粉症の症状を起こします。このため、「スギ・ヒノキ科花粉症」と呼ぶ花粉症学者もいます。

首都圏にはスギもヒノキもありますから、2月から5月頃まで花粉症に苦しむ人が多いようです。関西より西ではスギよりもヒノキによる花粉症が多いところが増えています

スギ花粉症恐ろしい…

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