花粉症状の悪化を防ぐコツ【タバコ・酒・食品の注意事項】

花粉症状の悪化を防ぐコツがあることを知っていますか? タバコ、酒、食品、睡眠など生活習慣に気をつけるだけで、花粉症の症状を和らげることができます。


タバコは症状悪化の原因

タバコの煙には、アレルギー症状を悪化させる化学物質が含まれており、煙そのものが刺激物質になります。煙は鼻粘膜を直接刺激するため、鼻症状を悪化させます。このため、きっぱりと禁煙することをお勧めします。それが難しい場合は、できるだけ控えるようにしましょう。

お酒も症状悪化の原因

お酒を飲みすぎると、鼻の粘膜が腫れて、鼻づまりがひどくなります。花粉症の症状が治まっているときはいいのですが、ひどいときには飲酒を控えるほうが賢明です。

花粉症状を和らげる食品

スギ花粉症の増加した背景には、スギやスギ花粉そのものが増えたこと以外に、食生活の変化があると推定されています。それは、スギ花粉症の激増時期と、日本人の動物性タンパク質と動物性脂肪の摂取量が増えた時期が一致していること、主食が大麦で栄養的に豊富とは言いがたい食生活をしているチベットでは、アレルギーの頻度が極端に少ないことなどからも想像がつきます。それでは、食べ物は具体的にアレルギーにどう関わっているのでしょうか?

くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目や鼻のかゆみなどの花粉症の症状は、マスト細胞から放出されたヒスタミン、ロイコトリエンなどの化学伝達物質によるものです。このため、これらの症状を抑えるために、抗ヒスタミン薬や抗アレルギー製剤などが利用されています。

しかし、これらの薬物の効果は十分ではなく、なおかつ、抗ヒスタミン製剤は眠気、口渇などの副作用を示すことがあります。このため、比較的副作用が少ない、食べ物に含まれる成分による改善が検討されています。

現在用いられているヒスタミン対策食品としては、甜茶(特にバラ科の甜茶)、シソ(赤シソ)、ペパーミント(新鮮葉)、ルイボスティーなどがあります。これらの食品に共通して含まれるポリフェノールがヒスタミン遊離を抑制します。さらに、粘膜を腫脹させる作用をもつプロスタグランジン生成も抑制します。

このほか、未熟な温州ミカンの中果皮(白い綿状のもの)に含まれるヘスペリジンは、マスト細胞の膜を安定化し、ヒスタミンの遊離を抑制します。

ロイコトリエンを抑制するものとしては、サバ、イワシ、カツオなど背の青い魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)が注目されています。これらの魚を食べるときは調理方法が重要です。

「煮たり」「蒸したり」する調理方法はよいとされていますが、「焼く」調理法は効果が弱いといわれています。魚油の主成分であるEPAやDHAAは常温では液体であり、溶け出しやすいため、丸ごとあるいは煮汁ごと食べることが大切です。「生食」は両者の中間くらいの効果になります。

とはいえ、これらの食品によるアレルギー抑制効果は十分には確かめられていません。食品中の有効成分含量のばらつきなどによって、効果がはっきりと認められていないうえ、効果の個人差が大きいのも事実です。

睡眠や栄養を十分にとり、風邪をひかないようにする

風邪をひくと、鼻の粘膜が腫れて鼻づまりがひどくなります。ですから、栄養と睡眠を十分にとって抵抗力をつけ、風邪をひかないように気をつけることが大切です。

入浴で花粉を洗い流し、血行をよくする

外出から帰ったらすぐに入浴して、髪や体に付着した花粉をすぐに洗い流すことは効果的です。花粉症の患者さんの鼻粘膜は、一般に血流が悪く、鬱血状態になっています。このため、入浴して全身の血行をよくすると、鼻づまりなどの症状が改善することがあります。また、入浴でリラックスすると、自律神経を安定させることにもなります。

花粉症に悩む季節に、ぜひお試し下さい。

参考本

「花粉症を治すの記事」

    
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