忘れなくていいのに忘れちゃう。なぜ人は物忘れをするのか。

歳をとるにつれて衰えていく記憶力。20代の時はそれほどでもないのですが、30代を超えると如実に記憶の低下が現れてきますよね。人は歳をとると何故、物忘れが激しくなるのでしょうか。その答えは、脳の構造にありました。今回は物忘れについて調べてみました。


■なぜ、物忘れをするのか?

まずは、物忘れの仕組みを説明します。物忘れしてしまう原因は2つあります。

1. 記憶が定着する前の余分な情報

まず1つ目は、短期記憶として定着する前に、余分な情報がやってくることです。例えば、次の日に控えたテストに向け必死に暗記している時に電話がかかってくると、今まで短期記憶の部分にあった記憶が何処かへ行ってしまう恐れがあります。

2. 繰り返し使わない

短期記憶に固定されても繰り返し使わないと忘れてしまいます。短期記憶が長期記憶になることで初めて、完璧に覚えることができます。歳を重ねるにつれて、覚えることが多くなり短期記憶ばかり使うようになると、ちょっと前のことでも思い出しずらくなります。

■なぜ、歳をとると物忘れしやすくなるのか?

歳をとると物忘れしやすくなったり、物覚えが悪くなたりするのはみなさんも体験したことだと思います。その理由は、3つあります

  • 脳細胞でも優秀な細胞、使える細胞、使えない細胞があるから。
  • 若いうちは優秀な細胞を使って記憶しているから覚えられるから。
  • 歳をとると優秀な細胞が減り、鈍いものを使って覚えるので覚えにくいから。

■大切でないことは覚えられない

そもそも人間は大切なこと以外は覚えることができないようにできています。というのは、記憶には知覚フィルターと呼ばれるものがあり、興味がなかったり、注意を払わなかったことに関しては記憶しないようになっているのです。

例えば、2週間前の天気を覚えているでしょうか。漁師や農家、天気予報士など天候が直接、仕事に影響する人でない限り、思い出せないのではないでしょうか。言われても思い出せないのは、そもそも興味が無かったりするのです。

一方、忘れることは大事なことだと考える人もいます。もし、私達が一度見たこと、聞いたことを忘れない頭を持っているとしましょう。テスト勉強の時などは便利な一方、悲しい過去や恐ろしい体験は消し去ることができないのです。そうなると、いつまでも嫌な体験が頭によぎり、立ち直れないこともあり得ます。忘れたい記憶は忘れてしまったほうが前向きになれることもあるのです。

記憶するだけでなく、忘れることも脳の大事な機能の1つ。忘れることはそんなに責められたものではないのです。

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