病院の食事が「最近おいしくなった」って本当?

入院中の患者さんの楽しみのひとつが食事でしょう。病院の食事といえば、早い、冷たい、まずい、というのが定番でした。しかし、サービス向上の一環として、ここ10年で、適切な時間に、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、そして、おいしく供されるなど、だいぶ改善されてきました。

その陰には、病院給食を提供する委託企業側の努力があります。病院の食事が「最近おいしくなった」その理由を紹介します。


病院の食事は外部委託できる

食事の提供は、病院における数多くの仕事の中で、外部に委託することが可能なもののひとつです。病院職員の配置は、栄養士か管理栄養士のいずれか1名だけでいいのです。病院食を受託する会社は、もともと社員食堂やレストラン事業を展開しているところが多く、そのノウハウを病院食にも生かした結果、大幅な改善につながりました。

まだまだ改善の余地あり

ただ、最近の病院食は評価が高くなったといっても、患者さんの間にはまだまだ不満もあります。病院食は、医療保険から食事療養費として病院に支払われるのですが、その額は1食640円(3食で1,920円)と決まっています。この中には、食材費や人件費、その他の諸経費も含まれているため、調理に工夫を凝らしたり、味をレストラン並みのものにするには難しいところがあります。

また、そもそも病気やケガをした患者さんに提供することが目的なので、味よりも栄養面に重きが置かれていることは否めません。病院食に対する不満には、患者さん個人の病状や体調などが大きく関わっています。病気によっては、カロリーや塩分が制限されるので、味が薄かったり、量が少なかったりすることもあります。

また、病院食は、決まった時間に提供しなければならないという、診療報酬上のルールがあるため、一斉に提供されます。500床の病院であれば、500食を一度に提供するのです。このルールが、適切な人材配置や業務分担を難しくし、おいしさを追求しきれない一因となっています。

まだまだ改善の余地がありますが、病院の食事がもっとおいしくなっていくといいですね!

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