肩が痛い!「肩こり」は、肩と首の緊張をほぐしましょう

多くの人が悩まされ、国民病ともいわれる「肩こり」。ここでは、肩周辺の筋肉の緊張と血流不足が原因の肩こりに、普段の生活で取り入れることできる対処法をご紹介します。


肩こりには2つの原因があります

「肩がこっているな」と感じるとき、筋肉が原因のものと、また、筋肉の痛みでない場合、つまり首の骨が原因のもの、この2つのケースがあります。まずは自分の肩こりがどちらのタイプに当てはまるのか見極めることが大切です。

筋肉の痛みは緊張と血流不足が原因

筋肉の痛みの場合は、肩周辺の筋肉の緊張と血流不足が原因です。たとえば、「肩の筋肉を使いすぎた」「ずっと同じ姿勢でいた」「普段、体を動かしていないのに急に大掃除した」というような場合は、一時的な筋肉の痛みの可能性が高いでしょう。また、なで肩の人などは筋肉が張りやすいので、筋肉痛のような症状がでやすくなります。

筋肉の使いすぎが痛みの原因になることも

筋肉というのは、使いすぎると痛くなります。筋トレも、普段からトレーニングをしている人であっても、まわりの人がやっているからといって、「私も」といつも以上に頑張りすぎると痛みの原因になってしまいます。筋肉のオーバーワークということです。

筋肉の痛みはストレッチが有効です

長時間同じ姿勢でパソコンに向かっていたりすると、肩や首の周辺の筋肉に緊張が続いて痛みを引き起こし、肩こりの症状があらわれてきます。筋肉の緊張や疲労が起きて、血流が悪くなり、肩や首が固まったような感じで痛くなります。そんなふうに固まって痛くなった筋肉をほぐすには、ストレッチなどで体を動かすことが効果的です。

普段使っていない筋肉を意識して動かすのがポイント

筋肉は使わなくても痛くなります。これは肩だけでなく全身にいえることですが、日常で使う筋肉というのはある程度決まっているので、痛みを軽減するためには、普段使っていない筋肉を意識して動かすのがポイントです。筋肉を動かすと、その部分の血流がよくなって痛みがやわらぐだけでなく、人間にもともとそなわっている痛みをおさえるシステムの下行性疼痛抑制系(脳から伝わる痛みのブレーキ)の信号もでるため、両方の効果で痛みがやわらぎます。

長時間同じ姿勢を続けないようにすることが大切

仕事で1日何時間もパソコン作業をしなければいけないような人は、長時間同じ姿勢を続けないようにすることが大切です。途中で休憩をとって、肩や首の筋肉を伸ばすようにしましょう。「疲れたら休憩しよう」と思っていても作業に熱中して時間がたつのを忘れてしまうこともあるので、「1時間に1回」というように時間を決めて、体を動かすのがおすすめです。

お風呂やマッサージも効果的

お風呂にゆっくり入って体を温めて血流をよくしたり、湿布を貼ったりすることでも痛みはやわらぎます。マッサージをするのも有効ですが、痛みを感じるほどのマッサージは、筋肉に余計な緊張を与えたり、傷をつけてしまったりすることがあるので注意が必要です。自分でマッサージする場合も、誰かにしてもらう場合も、「痛い」と感じるほど強くしないで、気持ちいいと感じる程度に留めておきましょう。

筋肉の痛みでない場合は受診しましょう

湿布を貼っても、運動してもまったくよくならないときには、筋肉の痛みではなく、首の問題を疑ってみたほうがいいかもしれません。痛みが何ヵ月も長引いて、「首が痛い」「肩が痛い」「腕が痛い」という患者さんは首のMRIをとるのですが、骨の変形や、何か他に原因がある場合があります。普段の肩こりとは違う長引く痛みを感じたら、診察を受けてみることをおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?
「肩こり」は、2つの原因があります。ひとつは「肩の筋肉を使いすぎた」「ずっと同じ姿勢でいた」「普段、体を動かしていないのに急に大掃除した」など、さまざまな理由による筋肉のオーバーワークが原因です。もうひとつは、首の骨が原因の可能性があります。
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参考書籍:河手眞理子著『「痛みの名医」が教える 体の痛みがスッキリ消える』(二見書房)

    
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