病院選びの前に! 紹介された病院で治療するべき?

多くの人が会社などで健康診断を受けるこの時期。万が一、あなた自身やあなたの大切な家族に何か重大な病気が見つかった場合、どこの病院で診てもらえばよいのか。そして、どのように病院を選べばよいのか。紹介されるままの病院で本当にそれでよいのか。わからないことだらけの人が多いのではないでしょうか。

『病院選びの前に必ず読む本』の著者で、全国の病院のデータベースを運営している塩飽哲生さんは、そういった病院選びの疑問を解消するべく、ある患者さんを例に出しながら病院の選び方について次のように言っています。


■紹介されるままの病院でほんとにいいのか

その患者さんは、会社の健康診断で子宮頸がんのステージⅠ(初期)ということがわかり、検診を受けた病院が紹介してくれた病院でそのままの流れで治療を受けるべきか、自分で病院を探したほうがいいのかで悩んでいました。

通常、子宮頸がんのステージⅠは適切な治療を受けられればほとんどの場合、完治できる疾患です。しかし、紹介を受けた病院はしきりに手術を勧めてきたため、その方は不安を感じていたのです。現在では手術による外科的治療でも、放射線による内科的治療でも完治率はほぼ変わりません。しかし、その病院ではほとんど100%の患者に対して手術がなされていました。他の治療法があるにも関わらず、選択肢がないというのはどうなのだろうか、と不安になりますよね。

同じ病気に対しても、どのような術式で対処するかは病院ごとで大きく違います。また、技術レベルの差も確かに存在します。だからこそ、「病院を選ぶ際はデータを調べてきちんと病院の実績を知る」ことが重要です。こうしたことは子宮頸がんだけでなくあらゆる疾患において共通する注意点です。

さらに、現在の日本におけるがん治療について詳しく知りたいというときは、国立がん研究センターが運営するインターネット上のサイト「がん情報サービス」を参照するのも有効です。がんの基礎知識、診断方法、治療法ごとでの病院データベースなど、がん患者が知りたい・知っておくべき情報が集まっています。

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