幸せの国ブータンは日本のロールモデル足り得るか?

「ブータン」と「日本」、これだけでお伝えしたいテーマを連想できる人もいるのではないでしょうか。経済は貧しく国民幸福度が高いブータンと、片や経済は豊かで国民幸福度が低い日本。今回のテーマは「幸福度」についてです。ブータンは幸せの国と言われていますが、はたしてブータンはこれからの日本のお手本になり得るのでしょうか。


■GNH(国民総幸福量)はブータンが作ったもの

「世界一国民が幸福な国=ブータン」というのは良く耳にすると思います。じつは、GNHという考え方を生み出したのはブータンなのです。GNP(国民総生産)が豊かさの指標として用いられ、現在も用いられています。GNPでは金銭的/物質的な豊かさのみ測ることができるのですが、誰もが「お金や物質が充実している=幸せ」と感じるわけではありません。そこで1972年、「国民の幸せ=心の豊かさ」としブータン国王がGNHを打ち出しました。

■ブータンにも格差は存在する

国民の幸福度が高い国のブータンですが、現実としてブータンにも格差が存在します。主なお金持ちは都市部に土地を持つ人で、月収は100万円以上にもなります。一方、平均的な人の月収6000~2万円です。日本以上に格差が存在するブータンですが、大きな格差が存在していても多くのブータン人は幸せと感じています。加えて、幸せと感じている人は都会のリッチなお金持ちではなく、田舎で暮らす人のほうが多いという結果も出ています。

■幸せの源は自己肯定力

国民の間で大きな格差が存在するブータンですが、その状況の中、何故多くの人が幸せを感じるのでしょうか。答えの一つに国民性が関係しています。ブータンに住む人々の特徴として強い自己肯定があります。何かに失敗したとしても「まあいいや」と開き直る人が多いとのこと。開き直る人が大半のブータンは国全体が寛容な空気に包まれており、この空気こそがブータンのGNHを世界一たらしめているのです。

ブータンに住む人が幸せなのは国民性の影響が大きい様子。自己否定が強い日本の場合、ブータンみたく国民幸福度を上げることは難しいと思われます。今一度、日本人の幸福について考える必要が有りそうですね。

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