幸福度を決めるもの

幸福になるために必要なものは何でしょうか。お金持ちになること、子どもが優秀で、学校生活でも何の問題もないこと、配偶者や彼氏や彼女がいるかどうかなどと考える人が多いのではないでしょうか。米国カリフォルニア大学の心理学教授が、一卵性双生児を含む多くの人を調査した結果、幸せな人たちの特徴は、これまで考えられていた幸福の条件とは異なることが分かりました。


50%は遺伝

一卵性双生児と二卵性双生児に関する研究で、幸福度の違いのうち50%が遺伝で決定づけられていることが分かりました。人はそれぞれの幸福の設定値を持って生まれてきます。一時的に素晴らしい成功を収めたり、大きな失敗をしても、時間が経てば、その基準値に戻っていきます。油断すると肥りやすい体質の人、食べてもあまり体重が増えない人がいるように、体質的に幸福を感じやすい人と、幸福を感じにくい人がいるということです。

環境要因は10%

お金があるかどうか、健康であるかどうか、ルックス、結婚しているかどうか、などはこれまで幸福度を決める大きな要因だと考えられていましたが、これらの環境要因は幸福度のわずか10%を占めているにすぎませんでした。年収1000万ドル以上の極めてお金持ちであるアメリカ人の幸福度は、自分自身が雇っている労働者に比べて、幸福度はやや上回ったに過ぎないという結果が出ています。また、10カ国の調査では、既婚者の25%と独身者の21%がそれぞれ「とても幸福だ」と回答しています。

残りの40%を変えよう

残りの40%は生まれ持った遺伝でもなく、お金や配偶者、恋人といった環境要因でもなく、私たちの行動によって変化するものなのです。最も幸福な人のパターンとは次のようなものです。

  • 多くの時間を家族や友人とともにし、その人間関係を楽しんでいる
  • 誰に対しても感謝を表す
  • 他人に対して支援の手を差し伸べる
  • 未来を考えるときはいつも楽天的
  • 身体を動かすことを習慣にしている
  • 生涯にわたる目標や夢に全力を傾けている
  • 困難に直面したときに対処する態度の強さがある

お金が入る、給料が上がる、以前から欲しかったものが手に入る、結婚する、子どもが生まれるなどは一時的な幸福度をあげます。しかし、人は誰でもその幸福さに慣れてしまいます。幸福になるためのいくつかの行動習慣を取り入れることで幸福が続いていくとされています。

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