呼吸を制する者は人生を支配する

呼吸は感情によって左右されます。怒れば呼吸は激しくなり、悲しむと呼吸も沈みます。その逆に呼吸を変えると感情も変えることができます。今回は呼吸を変えることで感情をコントロールし、人生を支配する方法をご紹介します。


感情によって呼吸は決まる

私たちは自覚しなくても無意識に呼吸ができるようにプログラミングされています。つまり、いちいち「吸って」「吐いて」と意識しなくても呼吸はできるということです。意識しなくても呼吸はできるということは逆に無意識に呼吸はコントロールされているということも言えるわけですね。そして普段私たちの呼吸は感情のコントロールを受けています。

たとえば怒り心頭に達し、怒髪天をつくような激しい怒りを感じている時、その荒々しい呼吸は「はあはあ」とまるでドラゴンの炎のごとくです。

悲しいときは呼吸も沈み込んでしまいます。小さく浅く力ない呼吸で、時には「はあ~」とため息も交じるでしょう。

怖いときは息をのみます。映画の怖いシーンや手に汗を握るシーンが終わり、思わず大きな呼吸をすることはありませんか? そうです、怖いとき、私たちは呼吸を止めて恐怖に耐えているのです。

楽しいとき、やる気が出ている時ははつらつと元気に呼吸をしています。

恐怖のデフレスパイラル!

たとえば怖いときに呼吸を止めていると(意図的にとめているのではないのですが)『それは怖いものである!』というネガティブな自己暗示として潜在意識に浸透していくことになります。呼吸を止めるのは怖いときだから、呼吸が止まっている今、直面しているものは怖いのだと潜在意識は解釈するわけです。

怖いから息を止める→息を止めているからよけい怖くなる→さらに怖いので息を止める→さらにさらに…

この恐怖のスパイラルをどうしたら良いのでしょうか?

呼吸をコントロールして

その逆に呼吸を変えることで感情を変えることができるでしょうか? それができるのです。怖いときに呼吸は止まっています。これは無自覚の行動です。そこで怖いときに自覚して、意識的に呼吸を再開します。

「呼吸がはじまったぞ。すると怖いものはとりあえずおわったかな?」そう潜在意識に思わせるのです。そして実際に潜在意識は影響されて徐々に怖さが小さくなっていきます。今度怖い映画を観るときにぜひ試してみてください。

その他にも、怒りに震えて激しい呼吸をしている時に穏やかに呼吸することで、ある程度怒りを抑えることができます。また、悲しみに沈んで小さくため息をついている時にあえて大きな呼吸をしてみたりすることで意外なほど感情をコントロールすることができます。

私たち人間は感情の動物です。感情によって人生を支配されていると言っても過言ではないでしょう。ということは感情をコントロールできれば人生を支配できるといってもいいでしょうね。

なお、呼吸のように普段は意識しないものを意識する方法をマインドフルネスといいます。マインドフルネスは瞑想のスキルですが最近はメンタルヘルスや心理療法の分野でも注目されてきています。

今回はマインドフルに呼吸を変えて感情をコントロールし、人生を支配する方法について解説しました。

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