恐怖心が悪い出来事を引き起こす

現在の社会情勢では、先行きへの不安や心配、悲観的な気持ちを抱いている人は少なくないと思われます。先回りして手を打たなければリスクを回避できないと考えるのが一般的ではないでしょうか。しかし、取り越し苦労をすることを習慣化していると、思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。


恐怖が現実化する

体調が悪いと重い病気ではないかと心配になります。第三者からみれば、それほどの不運と思われなくても、大変な不運に襲われたような落ち込み方をする人もいます。

自分自身では気が付いていなくても、恐怖や不安の程度が深まれば、深まるほど、その観念は知らず知らずのうちに濃縮されていくのです。

忘れられないほど怖い気持ちを経験したり、不安にさいなまれたりすることがありますが、できるだけ気持ちを切り替えるようにしなければいけません。

恐怖や不安の程度が深いということは、自分自身の肉体や人格にその観念を深く刻み込んでしまうということです。それゆえに、恐怖している事柄を呼び込んでしまい、やがて現実化してしまうことがあるのです。

心を積極的に

感情というものは、いかなるものであろうとも、私たちの肉体や人間性に影響を及ぼすようにできています。

病気のとき、心配すればするほど回復が遅くなることがあります。心配を重ねてしまうことで活きる力を衰えさせてしまうのです。不運のとき、悲観すればするほど、よりいっそうよくないことが現実におきてしまうことがあります。

恐怖や不安に悩まされる人が多い一方で、歴史上、頑健な肉体を持たずとも、世の中のために仕事をなした人が大勢います。

生命を活かすには、心を健全に生かすことからはじまります。

いかなる場合にも 心に積極的な態度をしっかりと持たなくてはいけないのです。心を積極的にすることで肉体もその力に導かれて、健全なものに近づいていきます。

心を積極的にするためには、勇気を煥発して、びくびくせずに日常生活を送るように心がけます。勇気を持つことで、消極的な気持ちが起こってくるのを防ぐことができます。

誰しも病気や悪い出来事が起こらないようにと願っています。しかし、恐怖ばかりが先立つと、その怖さゆえに、ビクビク暮らすことになり、そのために悪い出来事を本当に引き寄せてしまうことがあります。厳しい状況に置かれても、積極的に勇気あふれる気持ちであり続けたいものですね。

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