恐怖に打ち勝つもっとも有効な方法とは?

失敗を恐れて挑戦できなかったという悔しい思いをしたことがない人はいないでしょう。今回は「恐怖とは何か? 恐怖に打ち勝つもっとも有効な方法とは何か」を紹介します。


恐怖の正体とは?

暗い夜道でふわふわとゆれる不気味な影! 誰しも恐怖感に足がすくむ一瞬です。

Aさんはあまりの恐怖にあとも見ず、走って逃げてしまいました。すると、Aさんにとってはその体験の記憶は恐怖として刻まれ、潜在意識には「自分は弱い人間だ」という暗示が入ってしまうのです。その結果、ますます怖がりになり、次に同じような体験をすればさらに逃げ腰になってしまいます。逃げれば逃げるほど恐怖が強くなり、恐怖を克服することが難しくなるという悪循環に陥ります。

Bさんはそこでちょっと勇気をだして「ゆれる影」の正体を確認しました。すると、柳の葉が風に揺れているだけだとわかったのです。恐怖心は瞬時に消え去り、Bさんの潜在意識には「自分は恐れに立ち向かう勇気がある人間だ」というポジティブな自己暗示が入るのです。立ち向かえば立ち向かうほど、恐怖心は弱くなり、恐怖を克服することが簡単になるよい循環に入ることができるというわけです。

恐怖の正体とは「正体がわからないもの」なのです。正体がわかったとたんに恐怖は一掃されます。恐怖を乗り越える必要もなく、その正体を見極めるだけでいいのです。

もしも正体を見極めても恐ろしいものだとしたら? たとえば、暗闇に潜んでいたのが牙をむいた大きな野良犬なら? その時はあらためて逃げればいいのです。そんな確率はかなり低いでしょう。低い確率におびえてにげだし、恐怖心を増大させる危険こそ恐ろしいことなのです。

不安とは未来がわからないこと

不安は恐怖に似ています。不安の本体は未来がわからないことです。自分のしようとしていることがどういう結果になるかわからない時に人は不安になります。不安に負けて挑戦しないとどうなるでしょう? 「自分は新しい課題に挑戦する力が無い、ふがいない人間なのだ!」という恐ろしいネガティブな自己暗示が潜在意識にはいるのです。そして次にチャレンジするのはもっと難しくなるでしょう。

不安に打ち勝って課題にチャレンジしてみると、意外と簡単にクリアできるかもしれません。「案ずるより産むが易し」です。たとえ失敗したとしても、潜在意識に入る暗示は「自分は不安に打ち勝ってチャレンジすることができる強い人間だ!」となります。そして次の機会でのチャレンジはもっと簡単になるというわけです。

恐怖とは正体がわからないものだから正体を見極めることが恐怖の克服法であり、不安とは未来がわからないものだから、結果を恐れず思い切って挑戦することが不安を解消する有効な方法なのです。

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