イチローに学ぶプレッシャー克服法

プレッシャーに負けずに本来の力が発揮できたらすばらしいと思いませんか? 今回はあのイチロー選手がいかにプレッシャーを克服したかをヒントにプレッシャーに打ち勝つ方法を紹介します。


2009年のWBCでイチローは絶不調だった!

WBC(ワールドベースボールクラシック)で決勝の相手は韓国でした。試合はすでに延長に入り3対3の同点、バッターはイチローです。ツーアウトながらもランナーが2、3塁にいてチャンスですが、その試合までイチローは絶不調でした。後にインタビューでイチローはこう語っています。

「ここで打たなかったらえらいことだ!日本に帰れないぞ」

イチローのような大選手でもプレッシャーに打ち勝ってネガティブ思考を完全に消し去ることは難しいのですね。ではイチローはどのようにしてこのプレッシャーをはねのけたのでしょうか?

自分を実況中継する

そこでイチローが使ったのが自分を実況中継するという技です。これもインタビューで語っています。

『さあ、この場面、イチロー選手打席に入りました』

『はい、ファール!』

『はい、そこの低めファール!』

そうして落ち着きを取り戻したイチローはフルカウントからセンター前にタイムリーヒットを放ち日本を優勝に導きました。自分を実況中継することにどのような効果があるのでしょうか?

プレッシャーに押しつぶされそうなときに自分を実況中継することで、自分を客観的にみることができるのです。つまり、プレッシャーに押しつぶされそうな自分を一歩引いた視点から観ることができて、冷静さを取り戻せるのです。

応用編

たとえば上がり症の人がプレゼンや発表をする時にどのように応用できるでしょうか?

「さあ、この場面、○○さんスライドを切り替えました」

「おっと、△△部長のするどい突っ込み!」

「そこは準備した想定問答集を手に堂々と受け答え、」

「○○さん、みごと窮地を脱しました!」

といった具合に自分自身を実況中継できれば、冷静さを失わずにプレゼンを乗り切ることができるのです。ちなみに○○さんは自分の名前です。「私」ではなく、自分の名前を第三者的に表現することで、客観的な見方をいっそう強化できるのです。ちなみに自分を客観視する方法を「マインドフルネス」といい、最近メンタルヘルスの世界では注目されてきています。

今回は自分を実況中継することでプレッシャーを克服する方法についてご紹介しました。プレッシャーに押し潰れそうなときは実践してみてはいかがでしょうか。

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