なぜ男は女より嫉妬深いのか?

嫉妬深い男性が、「男らしくない」などと形容されたりしますが、本当に嫉妬深いのは、女性より男性という事実をご存知ですか? 理由は男性が、いままでずっと嫉妬を抱きやすい環境で生きてきたことが関係しています。今回は、男性が女性より嫉妬深い理由を紹介します。


■競争社会が男の嫉妬を生む

これまでの社会は、男性に過剰なまでの競争を強いる社会でした。学校でも企業でも、男性に競争の勝者であることを求め、「ライバルに勝て」「一番になれ」とお尻を叩いてきました。大半の男性は、そんな要求に応えることはできません。組織の中で一番になれるのは、ほんのひと握りだからです。しかも組織で一番になっても、さらに大きな集合で見れば、まだまだ一番には遠かったり……。結局、いくらがんばっても「一番」になることはできません。そこで男性は、「自分は一番になれないダメな人間だ」といった劣等感を抱くようになります。この劣等感こそが、じつは嫉妬を生み出すもとなのです。

■日本の教育が男の嫉妬を生む

日本ではこれまで、男性はあたかも「嫉妬しない生き物」のようにいわれてきました。これは、教育によるところが大きく、男の子は昔から「嫉妬する男は女々しい」と教えられてきました。自分の心に嫉妬心が芽生えても、嫉妬心を抑え込んできました。一方で、女性は、嫉妬の感情をあらわにすることが許されてきました。「嫉妬」という漢字が、いずれも女偏なのは、このことを端的に表しています。また「浮気は男の甲斐性」といった社会風土の中、女性が嫉妬しやすい環境にあったことも確かです。そうした中で「嫉妬は女性だけがするもので、男性には無縁なもの」といったおかしな思い込みが、男性の中にも女性の中にも生まれるようになったのです。

■自己中心的な若者の増加も、男の嫉妬の原因

さらにもう一つ、自己中心的な若者が増えてきたこともあります。最近よく聞くストーカーや恋愛がらみの事件は、自己中心的な若者の嫉妬心によって起こされたケースが多いのです。自己中心的な男性は、相手の都合を認めようとしません。たとえば恋愛でも、女性の権利を最初から認めようとしません。別れ話に逆上した男性やストーカーじみた男性が女性を刺したりしてしまうのも、彼らが女性を「自分のもの」と思い込んでいるからです。

また最近の若者は非常にナイーブで、すぐに被害者としての自分をつくりたがります。このことも原因の一つかもしれません。彼らは、たとえば他人から欠点を指摘されたとき、それが正しい指摘であっても「自分が相手に辱められた」と思い込んでしまうのです。これは「未成熟」とイコールなんです。「未成熟」な男性は、拒絶されることに耐えられません。そこでいったん拒絶されると、異常なほどの嫉妬心を抱くようになり、場合によっては、傷害事件を起こすまでの嫉妬心となってしまうのです。

競争社会、日本の教育、自己中心的な考え方の3つが、男性が女性より嫉妬深くなってしまった原因だったのです。

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