許せない人はいてもいい?

生きていると、つらいことや悲しい出来事は避けられません。わかっているつもりでも、どうしても許せない人が心から消えない…その苦しみがもっとつらさを大きくしてしまいます。幸せな感情を取り戻す方法をご紹介します。


許せない人につのる憎しみ

長い間カウンセリングをしていると、ちょっとヘビーな相談も飛びこんできます。
小さいときに性的虐待されていた学生、ヤクザな彼氏にもてあそばれたOL。
不自由な体のために差別された男性、姑に虐待されている奥さん……。

憎むという感情から解き放たれる

確かに、どうしても許せない人はいます。でも、憎しみほど後ろ向きの感情はありません。
あなたは、そのことをよくわかっているはずです。
きっと、あなたは、たくさん辛い思いに耐え、何度も涙を流したのでしょう。
しかし、人を憎むという感情があなたを破滅させないためにも、少しずつでも自分の心を執着から解き放てるようにしていきましょう。

憎しみの反対は愛

マザーテレサは「愛の反対は憎しみではなく無関心」と言いましたが、私は「憎しみの反対は愛」だと思います。憎いと思う相手から一度意識を外してみてください。
だれかを恨むことで自分を傷つけているあなたは、一番幸せに近い感情を忘れてはいませんか?
それは、だれかに感謝する気持ちです。

感謝している人への「ありがとう」を声に出す

ペンを手に取り、あなたが今、感謝の気持ちを伝えたい人を10人書き出してみて。
愛情を注いでくれた両親、共に育った兄弟、親友、職場の仲間、成長を助けてくれた恩師や上司、優しい言葉をかけてくれた人々……。
そして、書き出した一人ひとりの顔と名前を思い浮かべてください。
声に出して「ありがとう」と言ってみて。それだけで心が温かくなりませんか?

憎しみの氷を解かして本来の自分に戻ろう

今はまだ、あなたをひどく傷つけた人を許せる気持ちになれないかもしれません。
でも、こんなふうに自分の心をたくさんの「ありがとう」で満たすことができれば、いつかは憎しみの氷が解けて、本来のあなたに立ち戻ることができるはずです。

【まとめ】

・どうしても許せない人を憎む気持ちに自分が破滅しないように、少しずつ執着を解き放つ。
・憎しみの反対は愛。憎いと思う相手から一度意識を外してみる。
・感謝の気持ちを伝えたい人を10人書き出し、一人ひとりの顔と名前を思い浮かべて「ありがとう」と声に出す。
・自分をひどく傷つけた人にとらわれ過ぎず、心をたくさんの「ありがとう」で満たすことが、苦しみから解放されるヒントなのですね。

★ 参考図書『心は1分で軽くなる!』 石野みどり著
自由国民社

    
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