ストレスとの上手なつきあい方

日常的にストレスが溢れる中で、私たちはストレスとどんなつきあい方をするべきなのでしょうか。心を軽くするには、ストレスをなくすこと? いえ、もっと良い方法があります。それは、ストレスと友だちになることです。


ストレスがないとどうなるかを実験したら

ストレスってないほうがいいか、というと、実はそうでもないんです。
1952年、ヘロンという心理学者が「感覚遮断実験」を行いました。
外からの刺激がない状態で、一定期間生活してもらったのです。
母親の胎内にいるのように、完全に守られた状況に置かれた私たちは、ストレスから解放されて幸せでいられるのでしょうか? 

人に適度なストレスは不可欠

この実験の結果は、まったく逆でした。
時間が経過するにしたがい、被験者は独り言をつぶやき、突然、歌を歌うようになり、さらに実験が進むと、集中力がなくなり、幻聴・幻覚まで見るようになりました。
「人が生きていく上で適度なストレスは不可欠である」と、ヘロンは結論づけました。

ストレスから解放されたことにもストレスが生まれる

私たちの日常でも、完全無欠の快適環境の中に身を置くことはないし、もしあったとしても、今度はストレスから解放されたこと自体にストレスを感じるでしょう。
たとえば、私の場合、休暇を取って沖縄を旅しているときに「ああ、幸せだなぁ」という心の片隅に、「あと2日でお休みは終わる。休暇が終わったらこれもしなきゃ、あれもしなきゃ」という思いがチラついて、それが心を少し重くさせます。

ストレスは友だちと認めてあげる

でも、そんなストレスがあるからこそ、私はこの瞬間を心ゆくまで味わおうという気持ちになるのです。
大切なのは、「ストレスは友だち」と認めてあげる気持ちです。
何か不安や嫌なことがあったとき、ストレスを軽くする方法をひとつ教えましょう。

5大いい口癖でいい笑顔を作る

それは、口グセを変えること。騙されたと思って、毎日、言ってみてください。
「おいしい! 嬉しい! 楽しい! おもしろい! 大好き!」
私は、これを〈5大いい口ぐせ〉と呼んでいます。
ほら、「いい!」と言ったときのあなたの顔を鏡に映してください。とっても「いい!」笑顔になっていますよ。

【まとめ】

・人はストレスのない環境に置かれると、逆に精神バランスをくずす。
・完全にストレスのない状況はありえない。それなら、「ストレスは友だち」だと認めてあげる。
・不安や嫌なことがあったとき、「おいしい! 嬉しい! 楽しい! おもしろい! 大好き!」の5大いい口ぐせを言う習慣をつけましょう。ストレスにとらわれず、いい笑顔で毎日を過ごせますよ。

★ 参考図書『心は1分で軽くなる!』 石野みどり著
自由国民社

    
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