天才と発達障害の関係は?

発達障害というのは何らかのネガティブなイメージがともないます。しかしながら、一方においてはそれが特殊な能力として開花することもあるとはよくいわれていることですね。それが実際にあったものであると鮮やかに証明しているのが、岩波明による『天才と発達障害』(文春新書) です。

何が記されているのか?

帯には大胆、反抗、過剰集中の文字がならびます。いずれも、これはビジネスシーンなどにおいて、むしろそうした人材こそが欲しいともいわれることがあります。そういう人こそが社会を変えていくきっかけにもなるというわけですね。それは一理あるものだともいえるでしょう。

誰が取り上げられている?

それでは本書にはどのような人物が取り上げられているのでしょうか。天才物理学者といわれたアインシュタインは、実は物理学以外は何もできない人物として知られていました。さらに、天才音楽家といわれたモーツァルトには明らかに発達障害の傾向があり、空気を読まないなどともいわれていたようです。しかしながら、一度創作モードに入ると驚くべき集中力をはっきしたともいわれています。

どういった能力?

本書では彼らがどのような能力を発揮したのかが記されています。一度もみた物を丸暗記できる映像記憶や、音楽を聴くとにおいを感じる共感覚といった、どこかで聞いたことのあるフレーズがならびます。これらの能力がどのように役立っていったのかを本書では知ることができます。もしかしたら、あなた自身やまわりの誰かもこうした能力を身につけているかもしれません。それほど、ありふれたものだともいえるでしょう。発達障害に対する先入観をときほぐすためにも、良い本だともいえます。やはりこうした本というのは、まず手にとって見ることからはじめてみることがおすすめします。これはこれからの日本の社会においても求められる能力であり本だといえるでしょう。