日本代表はこう考える - 長谷部誠の心を整える哲学 -

「心は鍛えるものではなく、整えるものだ。いかなる時も安定した心を備えることが、常に力と結果を出せる秘訣だ。自分自身に打ち勝てない人間が、ピッチで勝てるわけがない。」

日本代表キャプテンとして、チームを勝利へ導いた男:長谷部誠の言葉。読書家としての顔も持つ彼。今回は彼が、サッカーについて、ましてや人生について今まで考えてきたことが書かれている1冊を紹介します。


1. 「マイナス発言は自分を後退させる」

これに関するエピソードを1つ紹介します。

新監督が長谷部選手をあまり評価していないという現実がありました。彼は「監督は自分のことをわかっていない」と考えず、それを受け止め、まずそこを自分のスタートラインにしたのです。監督はMFに何を求めていて、どんなプレーをすれば信頼をしてもらえるようになるのか。試合を観ながら考え続けました。マガト監督がいなくなって随所に手を抜くようになったチーム。走力不足を自分が埋める、という意識で取り組み、レギュラーを取り返しました。

2. 「真のプロフェッショナルに触れる

カズこと三浦知良選手が必ずスケジュールを空けている期間があります。それは、代表召集の時期。そんなカズは、海外行きたい思いがあるものの、通用するかどうかと悩む長谷部にアドバイスをしました。スポーツ面だけではなく同時に、生活面での不自由さやサッカー文化の違いといった海外挑戦のむずかしさもきちんと教えてくれたそうです。

「絶対に行ったほうがいい、それもなるべく若いうちにいくべきだ。」

3. 「群れない」

彼はなるべく派閥には属さないそう。というのは、「グループに甘える」関係になるのがいやだから。どのグループとも仲は良いが、いつも一緒にいるわけではないです。いつも同じメンバーだと、結局最後は「愚痴大会」になってしまう印象があり、そういう不満解消方法は好まない長谷部選手です。

「本人に直接言おうよ」

4. 「遅刻が努力を無駄にする」

15時集合だったら、14時に着くように、常に1時間前に集合場所に着くようにする長谷部選手。練習という限られた時間を無駄にしないため、心と体を準備するための時間をつくるとのこと。そして準備をしながら前日までの課題を頭の中で整理して、今日はこんなところに取り組んでみようと、ポイントを絞っているそうです。

また、モウリーニョも時間に厳しいことで有名です。時間に遅れるのはどこかに甘さがあり、本気で取り組んでいないという証拠。きつい言い方をすればまわりに対する尊敬の念が薄いと言われても仕方ない。遅刻は相手の時間を奪うことにつながることを示しています。

5. 『異文化のメンタリティを取り入れる』

例としてアルゼンチンの選手が挙げられます。彼らは親善試合だろうが必死に取り組んでいます。というのは、将来がかかっているから。異文化の価値観を拒否するのではなく、吸収し、成長の糧にしています。待ってたら誰も声なんてかけてくれないと長谷部選手は考えています。

「自分の未来は自分の力で勝ち取るもんだ」

次の代表戦は9月11日にイラクと埼玉スタジアムで行われます。日本はDFの栗原、今野、内田各選手を出場停止で欠くことになりますが、ぜひ勝利して欲しいものです!! 

『心を整える。 勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部誠)』の詳細を調べる

    
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