病気をしない暮らしとは?

健康で生きたいとは誰しもが思うものです。そこにおいては、常日頃から食生活などに気を使っている人も多いでしょう。しかし、それでも病気にかかる時はかかってしまうものです。誰だって風邪くらいは引くでしょう。そこにおいて大切なのは、病気を絶対にしないと強く決意するのではなく、あまり病気をしない、そこそこに健康な暮らしを目指すことではないでしょうか。

何を目指すのか?

仲野徹による『(あまり)病気をしない暮らし』(晶文社)はゆるゆるとした健康エッセイであると言えるでしょう。病理学の研究者として活躍する著者が、呼吸をはじめ、食事から、ダイエットの功罪、お酒はいいのか悪いのか、ゲノムと遺伝子、がん、感染症、そして医学や研究についての雑談から、病気と生活と健康についてを記しています。

ゆるりと読める

本書は基本的にはゆるく読めるものに仕上がっていると言えるでしょう。そのお手軽さこそ、病気とどう向き合っていくのかといった考え方にも繋がるでしょう。本書では、こうすればいいといった絶対的なことは記されていません。そのような明確な立場につかないにしても、きちんとした専門家の立場からの言葉が記されているので、その点においては非常に親しみやすい本に仕上がっていると言えるのではないでしょうか。やはり病は気からと言った言葉もあるように、どのように向き合っていくのか、どのように付き合っていけばいいのかを考えさせられる本だと言えます。